大谷翔平、日本選手初の二冠快挙 大差で2年連続本塁打王&初打点王 両リーグでキングは史上4人目 MLB全日程終了 メッツとブレーブスがPO進出
米大リーグは9月30日(日本時間10月1日)、レギュラーシーズン全日程を終了し、ドジャースの大谷翔平選手が54本塁打と130打点で2年連続本塁打王と初の打点王が確定。打撃主要3部門において日本選手初となる二冠を達成した。 メジャー7年目の大谷は昨年9月に右肘手術を受けたため、投手としてのリハビリを行いながら、打者専念で出場。開幕当初は2番を指定席としていたが、1番ベッツの死球骨折による離脱に伴い、6月17日以降は1番打者としてチームをけん引した。 出場試合数はチーム最多の159試合で打率・310、54本塁打、130打点、134得点、59盗塁、OPS1・036をマーク。OPS以外はいずれも自己ベストを更新し、ナ・リーグでは長打数や塁打数など、8部門で最高の数字をたたき出した。 打撃主要3部門は打率・310で惜しくも首位打者を逃したが、本塁打は2位のオズナ(ブレーブス)に15本差、打点はアダメス(ブルワーズ)に18差をつけ、圧倒的大差でタイトルを手にした。 大谷はエンゼルスに所属した昨季はア・リーグの本塁打王を獲得。両リーグでタイトルを獲得したのは、サム・クロフォード(1901年レッズ、1908年タイガース)、フレッド・マグリフ(89年ブルージェイズ、92年パドレス)、マーク・マグワイア(87年アスレチックス、98年カージナルスなど)に次いで史上4人目。 この日はメッツとブレーブスがダブルヘッダーを戦い、メッツが第1戦を逆転勝利で制してナ・リーグのワイルドカード2位確定。続く第2戦はブレーブスが完封勝利し、ダイヤモンドバックスと同率で並んだが、今季の直接対戦で勝ち越していたため、プレーオフ最後の枠を奪取した。 ポストシーズンはあす1日からワイルドカード・シリーズがスタートする。大谷と山本が所属するドジャースはレギュラーシーズンでメジャー最高勝率を記録したため、5日から始まる地区シリーズから登場。ワイルドカード・シリーズのパドレス(NLワイルドカード1位)とメッツ(同2位)の勝者と対戦する。