【NFL】カーディナルス戦での敗北を受け「ものすごく不満」と49ersのシャナハンHC
サンフランシスコ・49ersはこの3週間で2度目となる、第4クオーターでの悲惨な失速を経験した。現地6日(日)、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハン率いる49ersは13点差でハーフタイムを迎え、第4クオーターでも10点差を保っていたにもかかわらず、24対23でアリゾナ・カーディナルスに敗れている。それは、第3クオーターの時点で14点差をつけながらも、ショーン・マクベイHC率いるロサンゼルス・ラムズに逆転負けした2週間後の出来事だった。 【NFL】2024年第5週:NFC西地区対決、49ersとカーディナルスが激突
地区ライバルとの2戦を落としたことで、49ersの戦績は2勝3敗と厳しいものになっている。
リードを守りきれなかったことについてシャナハンHCは「ものすごく不満だ」と述べた。
「それは決して手放すべきではない。私の考えでは、常にターンオーバーに帰着することになる。ターンオーバーを克服するためにできることは他にもある。昨晩話した通り、この試合のカギはターンオーバーになるだろうと思っていたが、まさに前半はその通りだった。大きなアドバンテージを得ていたのに、後半にはそれがひっくり返ってしまった。勝つためにやっていたはずなのに」
今回の敗北には、ラムズ戦と同様の特徴――ターンオーバー、ディフェンスのミス、タックルの失敗、そして勝負を決めるチャンスを逃すこと――があったと言えよう。
キッカー(K)ジェイク・ムーディが試合中に足首を負傷したことで、長いフィールドゴールでリードを広げるチャンスを逃した49ersは、レッドゾーンでも苦戦も強いられ、レッドゾーンでのプレーで6回中1回しかタッチダウンを決められなかった。NFL屈指のレッドゾーンの脅威であるランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーを欠いていることは痛手だが、チームがシーズン序盤に苦戦している原因はそれだけではない。
シャナハンHCはレッドゾーンでの苦戦について「先週にずっと言っていたことと同じだが、あまり良い状態ではない。今日の試合が始まる前は中間ぐらいの成績だったが、今日でさらに悪化してしまった」と話している。