鋭い突破で名手ウォーカー（左）を苦しめた三笘（右）。(C)Getty Images

　現地時間11月９日に行なわれたプレミアリーグ第11節で、ブライトンは王者マンチェスター・シティを２-１で下し、暫定ながら４位に浮上している。 【動画】三笘が同点ゴールを演出して勝利に貢献！ マンC戦ハイライト 　公式戦３連敗中と苦しむマンCを本拠地アメックス・スタジアムに迎えた「シーガルズ」は、23分にアーリング・ハーランドの今季12得点目となる先制ゴールを許したが、78分に三笘薫のクロスからゴール前の混戦となり、最後はジョアン・ペドロが押し込んで試合を振り出しに戻した。また、その５分後にはJ・ペドロのラストパスからマット・オライリーが新天地での初ゴールで勝ち越し、そのままリードを守り切った。 　同点ゴールへの関与の他、左サイドでのチャンスメイクで存在感を示した三笘は、データ専門サイト『WhoScored.com』によればボールタッチ45回で、枠内シュート１回、パス27回（成功19回）、キーパス１回、ドリブル３回、タックル１回、インターセプト２回というスタッツを記録している。 　クラブの公式サイトは、同点ゴールの場面を「『アルビオン』は試合終了12分前、彼らのプレーに相応しい結果を手にした。シティの３人のDFは三笘のクロスに対処すべきだったが、ダニー・ウェルベックのプレッシャーを受けたことでこれに対応できず、ジョアンがこぼれ球を６ヤードの距離から叩き込んだ」と伝えた。 　現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、10点満点の採点でJ・ぺドロ（８）に次ぐチーム２番目タイの「７」、英国公共放送『BBC』は「三笘がマンCの右サイドでカイル・ウォーカーを苦しめた」と綴り、視聴者による採点ではチーム５番目となる「8.15」という高い評価を下されている。 　 　日刊紙『Daily Mail』は「７」と、こちらも高採点を付与したが、50分に三笘自らが迎えた得点機については「ああ、三笘にとってこれは本当にもったいない！　ブライトンのウインガーはオンサイドを保ち、マンCのボックス内でクロスを受ける際にたっぷりのスペースがあった。しかし、彼は余裕がないと思ったのか、すぐにヘディングでGKエデルソンにボールを“渡してしまった”」と指摘した。 　一方、スポーツ専門サイト『EUROSPORT』の採点は及第点の「６」止まりで、『VAVEL』の英国版は「三笘とJ・ペドロは後半半ばにエデルソンと１対１となる絶好のチャンスを得たが、どちらもこの決定的なシュートを決めることができず、ホームのファンはますます苛立ちを募らせた」と、逸機に言及している。 　サッカー専門サイト『90min』の三笘に対する評価はポジティブなもので、「素晴らしいプレー。得点者に名前を刻めなかったのは不運だったが、彼の攻撃での働きがブライトンに多くのチャンスをもたらした」として、採点はスタメンの中では最高タイとなる「７」を付与した。 　最後にブライトンの地元総合サイト『Sussex World』も同採点とし、寸評では「ウインガーとしてのプレーは良い点も悪い点もまちまちだったが、それでもマンCに危険を与える場面があり、さらに後半には大きく改善された。ボックス内に何度もクロスを送り、相手に問題を引き起こした」と綴っている。 構成●THE DIGEST編集部