「毒親と批判されようが構わない。息子を洗脳から目覚めさせるのは親の務めです」楽天・辰己涼介の父親が「毒親騒動のその後」を語った
「皆さんにとって彼は成人したプロ野球選手でしょう。けれど私たちにとっては、いくつになろうと大事な息子。どんなに批判を浴びようとも救ってやらなければならないという思いは変わりません」。こう語るのは、今年3月「週刊現代」のインタビューで、楽天・辰己涼介(27)と親子断絶の状態にあると訴えた父親・浩三氏(68)である。あれから4カ月。辰己の妻が原因で始まった親子トラブルが解決に向かわないどころか、警察沙汰まで起きていた。(前後編の後編) 【写真】義父母から野球ファン、地元タクシー運転手まで全方位に“煽り倒す”辰己涼介の「暴走妻」 ***
両親から向けられた「洗脳」をネタにする夫妻
前編では辰己の妻で、自称「元銀座ナンバー1ホステス」の鈴木セリーナ詩織氏(38)の奔放すぎる言動に、球界関係者やファンから非難の声が上がっている様子を伝えた。 辰己とセリーナ氏は23年1月に結婚。以降、セリーナ氏は自身のYouTubeチャンネルで、楽天球団の経営陣や他球団の選手、野球ファンたちを煽るような動画を流し続けている。辰己自身も番組に頻繁に出演。妻の暴走を容認しているのだ。 セリーナ氏は辰己の両親に対しても公然と煽ってきた。 「両親から向けられた『洗脳』という言葉を、しきりにYouTubeのネタにしています。騒動直後の4月下旬にはYouTubeで『今年のファンネームは信徒にする』と大はしゃぎし、辰己も横で『今年のホームランパフォーマンスは「洗脳ビーム」にする』と同調した」(球界関係者) 実際、今季辰巳はホームランを打つたび客席やカメラに向かってそのポーズを決めている。 「ファンのいる公の場で実の両親を茶化すようなポーズを取るなんて、スポーツマンとしてあるまじき行為です」(同) 父・浩三氏は洗脳ビームについてこう語る。 「最近はそういう息子の姿を見るのが嫌でテレビで試合は見ません。ニュースで結果を見るだけ。息子は活躍するたび客席にいる彼女に向かってアピールしているのです」
誤解を解くため「帳簿」を持って仙台まで行った
そして週刊現代に告発してからの変化をこう語った。 「記事が出たばかりの頃は、どちらかというとこっちの方の分が悪かった。けれどあれからセリーナの横暴ぶりが世に伝わるにつれ、理解者が増えてきた気がします。あの女は常識が通じないんです。『ロッテ応援席騒動』(詳細は前編を参照)にしたって、あれだけの騒ぎを起こしたならば普通の人間は謝るでしょう。けど、火に油を注ぐようなことばかり言い続ける。挑発したい衝動が抑えらない性格なのです」 「洗脳」という言葉で強く非難したことについても「事実ですから」と言い切る。 「セリーナは、私たちが会社を作って息子のために管理していたお金を私らが使い込んでいると本人に吹き込み続けた。それをすっかり息子は信じてしまい、親子関係が断絶させられたわけですから」 ただし、セリーナ氏に対してもう何も言うつもりはないと語る。 「言うだけ無駄だから。ただ私は自分の息子の誤解を解いて、あの女の洗脳から救ってやりたいのです」 その後も辰己には連絡をしようとしても「弁護士を通してくれ」と言われ続けるという。4月22日にもう一度直接話し合いたいと、妻を伴い兵庫から仙台まで会いに行ったと振り返る。 「金の誤解を解くため帳簿を持っていきました。確かに私たちはその会社から自分たちの給料を取っていましたが、それは節税対策であり、将来、あの子が野球を辞めた後のために必要なお金として代わりに貯めていただけなのです。何度も説明してきたのですが、もう一度ちゃんと本人と話をしようと」