【J1広島】21年目青山「感動を返せるシーズンに」 新スタジアム初戦、声詰まらせ決意新た
J1広島の選手たちは、真新しいピッチを全力で駆け回った。観客席は大きな屋根で覆われ、間近のサポーターから声援が届く待望のサッカー専用スタジアム。広島一筋21年目の青山敏弘は「サポーターの姿が誇らしく、思いがあふれた。感動を返せるシーズンにしたい」。先発で45分出場し、声を詰まらせながら決意を新たにした。 【写真集】新サカスタは見どころいっぱい 詰めかけた2万6418人の声援が、大きく鳴り響いた。陸上トラックがあるエディオンスタジアム広島(広島市安佐南区)と異なり、ピッチと観客席はすぐそば。在籍11年目の柏好文は「後押しを感じ、勇気づけられた。最高の雰囲気をつくってくれた」と感謝した。 サポーターの声援は屋根で反響し、思わぬハプニングも起こった。主将の佐々木翔は「選手同士の指示の声が通らなかった」と苦笑い。新たな本拠地でのプレーには場慣れが必要となりそうだ。 23日には新スタジアムで浦和とのリーグ開幕戦を迎える。佐々木は「新スタジアムの最初の年。結果を出さないといけない。右肩上がりにシーズンを過ごせるよう、練習から取り組みたい」。選手、クラブ、そしてサポーターにとって、メモリアルなシーズンにすることを誓った。
中国新聞社