新しい一年に、おいしくて可愛い、縁起の良い和菓子をぜひ。
粟玄の和洋
つい手が止まらなくなる縁起物「おこし」の現代版。 大阪名物・粟おこしの老舗が作った創作菓子。おこしの製法を活かし、アーモンドをコーヒーと生クリームで包んでいる。「『身を興し、名を興し、家興し』といわれるように、おこしは昔から縁起のいいお菓子。口の中でホロッとほどける食感はまさに職人芸。手仕事ならでは」(齋藤さん)。 大阪市住吉区上住吉1・2・3 TEL.06・6671・0246 営業時間:9時30分~16時30分 休日:土・日曜、祝日
ヒッコリースリートラベラーズの浮き星
可憐な姿のあられは、魔除けの意味を持つ星の形。 新潟の伝統菓子。金平糖のようだが、実はもち米に砂糖蜜をかけた極小のあられ。「魔除けのモチーフとして知られる星形。お茶に落とすと、夜空に瞬く星のように浮かびあがってくる様子が愛らしい」(齋藤さん)。アイスクリームなどのトッピングにしても。 新潟市中央区古町通3番町556 TEL.025・228・5739 営業時間:11時~17時 休日:月曜(祝日の場合営業、翌火曜休)
亀屋清永の清浄歓喜団
清めのお香が餡に入った日本最古のお菓子。 奈良時代に仏教と共に日本に伝わったとされる、日本最古のお菓子。清めの意味を持つ7つの香りがついた餡を小麦粉と米粉の生地で金袋型に包んで上質なごま油で揚げている。「硬い生地を割ると、白檀や桂皮などの香りが広がる唯一無二の味わいです」(齋藤さん)。 本店:京都市東山区祇園石段下南 TEL.075・561・2181 営業時間:8時30分~17時 休日:水曜(不定休あり)
甘納豆かわむらの豆壺
昔から身近な縁起物の豆が可愛らしい壺に入って。 大納言、白花美人、金時豆の3種類の甘納豆を美濃焼の壺に詰め合わせたもの。ほっとする甘さについ手が伸びる。「豆は『魔滅』に通じ、古くからの縁起物。『マメに働く』という語呂合わせも」(齋藤さん)。 石川県金沢市野町2丁目24・7 にし茶屋街 TEL.076・282・7000 9時30分~18時(日曜、祝日は9時~17時) 営業時間:第1火曜(5月、12月は営業)、12月31日~1月3日