『南くんが恋人!?』30年前に“南くん”演じた武田真治が出演決定! 木村佳乃・沢村一樹ら追加キャスト発表
飯沼愛が主演する7月スタートのドラマ『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)に、30年前に『南くんの恋人』(テレビ朝日系)で南くんを演じた武田真治の出演が決定。また、追加キャストとして木村佳乃、沢村一樹、加賀まりこらの出演が発表された。 【写真】『南くんの恋人』スタートから30周年 身長15cmになったヒロインほかメインキャストの今 本作は、これまでに幾度となく映像化されてきた名作『南くんの恋人』(原作・内田春菊/青林工藝舎刊)の令和初となる映像化。相手役の南くん役にFANTASTICSの八木勇征を迎え、【男女逆転バージョン】として製作する。 今回、1994年にテレビ朝日で放送された『南くんの恋人』で南くんを演じた武田真治の出演が決定。武田は、94年版で小さくなってしまったちよみを大切に世話しながら一緒に暮らす心優しい南浩之を演じ、まさに一大旋風を巻き起こした。 武田が今作『南くんが恋人!?』で演じるのは、ちよみの父・信太郎。自宅の隣で焼き鳥店を営む信太郎は、実はちよみとは血の繋がりはないが、ちよみのことを大切に思っているという、以前に演じた南くんに負けず劣らず心優しい男性だ。 武田は、94年の『南くんの恋人』は自身にとっても「出世作となった」と言い切り、「内田春菊さん原作のこの作品に再度関わることができ、うれしくて打ち震えました!」と興奮。前作では“当事者”を演じましたが、今作では“当事者となってしまったちよみと南くんを見守る大人”を演じることになり、「悩みを抱える娘と向き合う、その戸惑いやハラハラを全国の娘を持つお父さんにも共感してもらえたら」と、役柄への意気込みを明かした。 情報解禁時、「武田さんに『南くんの恋人』をやられていた当時のことは絶対お伺いしたい」と話していたちよみ役の飯沼と、南くん役の八木。特に八木は「武田さんに当時のことを伺って、自分の南くんにも落とし込めたら…」と、共演を心待ちにしている様子だった。 「もしも自分が15cmになってしまったら?」というキャスト共通の質問にも、「僕は小さくならなかったほうだったので、30年間想像したこともなかった…」と、武田ならではの回答が。小さくなったちよみを守るために奮闘した武田だからこそのコメント、そして今作での力演にも注目だ。 また、ちよみの祖母・百合子を演じるのは加賀まりこ。実は百合子は、楓の“別れた夫の母”で、実の息子よりも嫁の楓と暮らしていくことを選び、ろくでなしの息子を家から叩き出した、という逸話を持っている。「大先生(おおせんせい)」と呼ばれ、美容室「ガーベラ」を楓とともに切り盛り。楓とは本当の母娘のような関係を築いている。明るくて温かい家族の支柱のようなキャラクターだ。 信太郎が営む焼き鳥店の常連で、商店街で手芸店を営む“チャコ”こと木村久子役に室井滋、ちよみが所属するバスケ部のコーチでもある山高晋一役に光石研も決定。数々の作品を彩ってきた演技巧者たちが、ますます『南くんが恋人!?』を盛り上げてくれること間違いない。 さらに、本作の脚本を手掛ける岡田惠和の大人気作『ひよっこ』(NHK総合ほか)では夫婦役を演じた木村佳乃と沢村一樹が、また新たな形で岡田作品に参戦。沢村が演じるのは、小さくなってしまう南くんの父・晴幸。ドイツ文学の教授で、妻を亡くして以来、息子と2人きりに。しかし、ここ最近は南くんとのやりとりもあまりなく、ちよみに様子を聞くばかり。そんな父と息子の関係が、南くんが小さくなってしまったことで、どんな風に変化するのか。 そして、ちよみの母・楓を演じるのが木村。人気シリーズ『相棒』(テレビ朝日系)の片山雛子役をはじめ、数々のドラマ、映画で印象的なキャラクターを演じてきた木村が、今作では、昭和レトロな商店街で美容室「ガーベラ」で働く、面倒見がよいけれど、どこか天然な楓を熱演する。 台本を読んで、すでに「キュン」としまくっているという木村。「(脚本の)岡田惠和さんはどうしたらあんなに若い女性のキュンがおわかりになるのか、ぜひ伺ってみたい」と目を輝かせながら、楓という役柄を構築していくことを明かした。 また、本作の放送を記念して、テレビ朝日で放送した『南くんの恋人』<高橋由美子&武田真治(1994)><深田恭子&二宮和也(2004)>版の配信が決定。一世を風靡した“小さくなったちよみ”と“南くん”の恋の行方――その時代を代表する若手俳優たちによって一大ブームとなった往年の名作が、6月7日からTVerで順次無料配信される。 ドラマ『南くんが恋人!?』は、テレビ朝日系にて7月より毎週火曜21時放送。 ※キャストのコメント全文は以下の通り。