101歳のサポーターが山雅にエール 松本の津田静子さん昇格願う
長野県松本市新村の津田静子さん(101)は、サッカー松本山雅FCのサポーター。紀寿(百寿)を超えた今も興味を寄せる。昇格プレーオフ進出へ突き進むチームに託す思いは「J2に行くこと」。16日にある明治安田J3リーグのホーム最終戦に臨む選手の躍動に期待する。 応援歴は90歳過ぎから。スポーツ観戦自体は以前から好きで、孫の誘いでスタジアムにも足を運ぶようになった。「勝ったよ」「負けたねえ。弱くて」。今季は来場の機会は持てなかったものの、家族にこう話しかけるなど報道で成績は気に掛けていたという。 面白みを覚えるのはサッカーの華でもあるシュートシーン。100歳になっても他のサポーターと一緒にタオルマフラーを回すなど一体感ある応援も好ましく思う。昨季は小松蓮選手、今季は菊井悠介選手を推す。理由は「好感が持てるから」だと相好を崩す。 サンプロアルウィン(松本市)でFC琉球と戦うJ3第37節は自宅で勝利を願う。「シュートがうまくいくといいね」と津田さん。長男の武敏さん(74)が「行きたい思いはあるようだ」と推し量るように、気持ちはスタジアムにある。
市民タイムス