清水尋也&高杉真宙W主演『オアシス』伊藤万理華がヒロインに!津田寛治、青柳翔らオールキャスト公開
数多くの監督の映画、ドラマ作品に助監督として参加してきた岩屋拓郎が鮮烈な長編デビューを飾る映画『オアシス』(11月公開)。このたび、伊藤万理華を始めとしたオールキャストの情報が解禁された。 【写真を見る】若手からベテランまで、個性あふれるキャストが集結 2012年放送のテレビドラマ「高校入試」以来、これまで『渇き。』(14)、『逆光の頃』(17)、『東京リベンジャーズ 2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(23)などのヒット作、話題作で共演し、“この世界に入って、最初にできた友人”として、プライベートでも長きに渡って親交のある清水尋也と高杉真宙。2人が、裏社会に生きながら絶望と一瞬の幸福を味わうリアルな若者の姿を描いた本作でW主演を果たすことでも話題となっている。 新たに出演が決定したのは、『サマーフィルムにのって』(21)での演技が高く評価され、『もっと超越した所へ。』(22)、『まなみ100%』(23)などの出演作が相次ぐ伊藤。富井ヒロト(清⽔)と金森(高杉)の幼馴染の紅花を演じるが、紅花は数年前の事件をきっかけに記憶喪失となり、2人のことも忘れてしまっている。しかし、偶然から2人と再会し、運命に導かれるように3人は引き寄せられていく。 そして、社会からはみ出したヒロトが所属する菅原組の組長に小木茂光、菅原組幹部の犬咲に津田寛治、菅原組長の一人息子の菅原タケルに青柳翔、ヒロトの兄貴分で菅原組幹部の若杉に窪塚俊介。また、金森とも親しく、犯罪組織のボス木村に松浦慎一郎、木村の娘アンナに杏花、木村一味の若手、三井に林裕太。ベテランから若手俳優まで、岩屋拓郎監督と本作に惚れ込んだキャスト陣が集結した。 清水、高杉、伊藤といった、旬で煌びやかな3人が化学反応を起こす一方、青柳、窪塚、松浦、津田、小木といった実力派俳優が、ダークでハードな世界を漂わせる本作。アウトローに生きる若者達の“青春”と“居場所”を描いた、異色のバイオレンス青春映画となる本作を、ぜひ劇場で味わってほしい。 ■<コメント> ●伊藤万理華(紅花役) 「紅花役を演じました、伊藤万理華です。岩屋監督の故郷を巡りながら、当時過ごした思い出や作品への思いを聞いて、できる限りを尽くせたらと思っていました。紅花はなにも知らないままヒロトと金森に巻き込まれ渦の中に入っていきます。演じる清水さんと高杉さんお2人の元々ある関係性や空気感に少しずつ歩み寄っていく時間は紅花の目線とも重なり、いつの間にか守りたくなる大切な居場所になりました。力強い二人のエネルギーに引っ張られ、血まみれになりながら走り抜けた作品です」 ●小木茂光(菅原組組長役) 「自分の居場所の探求は、今の現実の中で立場は関係なく万人の主要テーマであると思います。特に若者たちのエネルギー溢れた想いはコントロール不能な一面が表に出て周りの人間を引き摺り込むんですよね。そんなオーラを発する若者たちに、まとわりつくようなカメラアングルでスクリーンに切り取り、台詞で言い訳しない映像になっていたことに感服致しました。この作品に参加させて頂き感謝感激です」 ●津田寛治(犬咲役) 「地方都市でサバイブするヤクザを演じました。社会から法治の圧力を受け、無軌道に暴れまくる若者たちに翻弄されながらも、必死で自己を肯定するために『組』という名の家族を守る。そんな漢をイメージして臨みました」 ●青柳翔(菅原タケル役) 「タケル役を演じさせて頂きました。青柳翔です。岩屋監督の長編デビュー作品に参加させて頂き光栄に思っております岩屋監督の世界観がたくさんの人に届くことを願ってます。2点だけダメ出しが。サウナ行きすぎ。誘いすぎ。サウナ後のサウナ飯にこだわりが強すぎ」 ●窪塚俊介(若杉役) 「岩屋監督の長編デビュー作品にお声がけ頂き、光栄です。撮影現場での監督の佇まいは、映画を愛し、そしてこの作品に賭ける思いがひしひしと伝わってくるものでした。キャストとの熱心なコミュニケーションや妥協を許さない本番の裏では、ユーモア溢れる気さくな一面、周りへの配慮を怠らない優しい人間性があり、物語とは裏腹にアットホームで素敵な撮影現場だったことを鮮明に覚えています。その監督が捉えたオアシスを是非劇場でご覧ください」 ●松浦慎一郎(木村役) 「岩屋監督とは岸善幸監督、三宅唱監督の現場で一緒したことがありました。その時は助監督だった岩屋監督のデビュー作、完成を観た時は冒頭から溢れ出る監督が溜めて抱えていたであろう表現への想いが詰まった作品のその一員になれたことを心から嬉しく思いました。残酷だけどどこか淡く眩しい岩屋拓郎監督の世界が少しでも多くの方に届けばと思います」 ●杏花(アンナ役) 「アンナは、ほとんど感覚だけで生きてるような、自由で強い女性です。初めて本格的なアクションに挑むため、クランクインまでの限られた時間でボクシングやブラジリアン柔術をみっちり練習し撮影に臨みました。絶望とそこから這い上がる熱い魂のぶつかり合いが、どうしようもなく青くて暖かい、永遠のようなオアシス。喜びと傷みが詰まった愛の物語を、ぜひご期待ください」 ●林裕太(三井役) 「三井役を演じさせていただきました、林裕太です。少しのことで生きる道が変わってしまった。そんな人たちを間近で見てきた岩屋監督の映画は、人の生き様を痛みと共に描いています。自分はなにが欲しいのか、その答えを探すことが生きるということだと思います。物語に出てくる彼らの生き様を、多くの人に見届けてもらいたいです」 文/サンクレイオ翼