理経、仏SKYREALとパートナーシップ契約を締結
理経は9月25日、航空業界で多くのXR支援実績をもつ仏SKR Technologies(SKYREAL)とパートナーシップ契約を締結し、同社の航空宇宙・産業分野向けVRソフトウェア「Skyreal VR」を、日本向けにローカライズおよびカスタマイズした製品を提供すると発表した。これにより、需要増が見込まれる防衛、航空分野向けに特化したVRソリューションの提供が可能となる。 近年、製造業を取り巻く環境は、短期間での競争力強化や人的リソース減など厳しい社会変化にともない、業務精度の安定化、生産効率向上、製品やサービスの開発スピードアップを目的としたDX化が求められている。理経は、この製造業のDX化の一つであるデジタルツイン技術に早くから着目し、VRを含むXR(クロスリアリティ)を用いて現実世界の物体や環境を高精度にデジタル空間に再現し、設計からシミュレーション、運用の各段階での評価、予測のサポートを行い、製造業での作業工程の短縮化、品質向上、コスト削減に貢献している。 今回、理経がUnreal Engineの各種資格をもち、車両開発用VRなど自動車をはじめ多くの製造業にソリューションを提供してきた実績と、関係会社に防衛・航空分野に強みをもつエアロパートナーズを有することが評価され、SKYREALとのパートナーシップ契約を結ぶこととなった。 このパートナーシップ契約により、両社のもつUnreal Engine開発の専門性を生かし、技術力を掛け合わせることで、Skyreal VRソフトウェアをベースとした国内企業向けローカライズとカスタマイズ(追加機能開発)ができる。また、両社の防衛、航空機業界の知見を生かすことで、国内・海外での活用実績のある製造設計XRソリューションの即時提供が可能となる。