「チームへ影響を及ぼしたわけじゃない」デイビスが今年2月のレブロンのトレード話を回想「さすがに異常だと思った」<DUNKSHOOT>
今夏のパリオリンピックで大会5連覇を達成したアメリカ代表は、NBAのスター選手たちで構成された“現代版ドリームチーム”として世界中へ衝撃を与え、金メダル獲得という最高の結果を残した。 【動画】“キング・ビジョン”。レブロンがラッセルに通した華麗なパスはこちら! なかでも1番の注目を集めたのが、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の“初共演”だ。 10月15日(日本時間16日、日付は以下同)のプレシーズンマッチを前に、アメリカ代表で指揮を執ったスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ウォリアーズHC)は見事な連係を見せた両選手を「友情を超えた親密な関係だった」と話していた。 レブロンはクリーブランド・キャバリアーズ在籍時の2015年から18年にかけて、4年連続でカリー擁するウォリアーズとNBAファイナルで激突。レイカーズ移籍後も2023年プレーオフのカンファレンス・セミファイナルで対決した。 レギュラーシーズンでも好勝負を演じてきた両者は、言わずと知れたバスケットボール界のスーパースター。パリ五輪でチームメイトになってトーナメントを制したことで、もう一度同じチームで共演することはあるのかと聞かれたレブロンは14日に「さっぱり分からない」と発言していた。 ただ、今夏の五輪でカリーと一緒に大会を制したことは、レブロンにとっても特別な経験になったようだ。 「あの(オリンピックの決勝トーナメント)雰囲気の中で、彼と一緒にプレーできたから、ものすごく楽しかったね。俺はあのチームでステフと一緒にプレーすることを夢見ていたし、熱望していたんだ。最高の思い出になった。バスケットボールキャリアの中でも、ずっと忘れないことになったのは確かだ」 その一方、2人がNBAの同じチームでプレーするのはさすがに現実離れしているように思える。今年2月にレブロンのウォリアーズ移籍の噂が流れた際、パリ五輪の優勝メンバーでレイカーズの同僚でもあるアンソニー・デイビスは、次のようなリアクションしていたと米スポーツ専門局『ESPN』が報じている。 「どうやってその噂を知ったのかは覚えていない。確か、親父が連絡してきた時かな。何か影響を与えたとは思っていない。けど彼(レブロン)にトレードの噂が出たのは、キャリアで初めてだったんじゃないかな。別に僕らのチームへ影響を及ぼしたわけじゃない。最初それを耳にした時、さすがに異常だと思ったから」 なお、15日のウォリアーズ戦。レイカーズは本来の先発陣(レブロン、デイビス、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村塁)を送り込んで臨むも、97-111で敗れ、プレシーズンの成績を1勝3敗としている。 22日に迫るミネソタ・ティンバーウルブズとのレギュラーシーズン開幕戦を前に、レイカーズは17日にフェニックス・サンズ戦、翌18日にウォリアーズ戦が組まれている。本戦へ向けて調整を重ねて、万全のチーム状態で新シーズンをスタートさせたいところだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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