61歳女性の“還暦ファッショニスタ”が明かす、いつまでも若々しい人たちの共通点
「人生100年時代」と呼ばれるなかで、いわゆる“老後”は長く続いていく。そんななかで、ただ無為に時間を潰しているだけでは、あまりにももったいない。何か楽しむ秘訣はないものか……? 先日、あるX(旧Twitter)のポストが大きな話題を呼んだ。赤チェックのフリフリのスカートにジャージを合わせたPOPなスタイルに、ベリーショートの髪型が映える。彼女の正体は、“61歳の還暦ファッショニスタ”を名乗る「はる。」さんだ。 ⇒【写真】25歳くらいの頃。サブカルが大好きだったという SNSでは日々のコーディネートを紹介しているが、幅広い年代から支持を受けている。 「年齢に関係なく好きな服を着る!」をモットーにファッションを楽しむ彼女に、人生100年時代を楽しく生きるコツを聞いてみた。
健康のためにやめたこと
はる。さんは今年61歳だというが、にわかに信じがたいほど若々しい。何か特別な若返りや美容テクニックはあるんだろうか。 「特にないですね。化粧水とかも無印の安いやつをパシャパシャたくさんつけているだけだし。ただ最近は、健康のために夜更かしはやめました」 なんと今から5年ほど前までは夜遊びをしていたそうで「朝方まで遊んでいることも多かった」というからスゴい。 「とにかくお酒が大好きで今も気を失うまで飲んでいますが(笑)、前みたいに朝まで飲み歩いたり、家でも夜中の2時とか3時まで飲むことはやめました。遅くとも23時には寝て、朝6時に起きる。やっぱり睡眠は大事です」 また現在の職場の環境も健康にはいいと話す。 「今はすごく大きな書店で働いていて、700坪もあるんです。お客様に本の場所を聞かれて案内したり、重たい本を運んだり、かなりいい運動になってます」 従業員はエレベーターやエスカレーターも使用禁止らしく、仕事のある日は「1万5000歩は歩いている」そうだ。こういった日頃の積み重ねが若々しさにもつながっているのかもしれない。
還暦を過ぎても若々しい人たちの共通点
また、はる。さんは同世代でも若々しい人には“共通点”があるという。 「フットワークが軽くて好奇心がある人には、若々しい人が多い印象です。買い物でも映画でも1人でどんどん行って世界を広げられる人は、気持ちも見た目も若い。友人の中には“推し活”で1人で遠方まで行く人もいるけど、本当に若々しいですよ」 逆に老け込みやすい人には特徴はあるのか? 「決して悪いことではないと思いますが、50歳を過ぎても子どものためだけに生きていると、空の巣症候群でしたっけ? 子どもが成長して独り立ちしたら、途端にすごく寂しくなってしまうっていう。 確かに子育てに全力投球していると、子どもに手がかからなくなったら抜け殻みたいになっちゃうのかな。でもせっかく自由な時間ができたのに塞ぎ込んでいてはもったいないですね。まあ、この年齢になって新しく友達をつくるのが難しいのはわかります。だからこそ、どんどん1人で外に出ていくことが大切なんじゃないかなぁ」