「日本全国さがしても積算書は存在しない」 町長が断言した文書か 県庁で発見 実態見えない公共工事
■「ない」と回答した理由 大任町の説明は これは大任町が「存在しない」と主張してきた積算書なのか? RKBの取材に対し、大任町は「『工事の積算書がない』というのは、『行政が作成した積算書はない』という意味で、業者が作成した積算書は提出を受けている」と説明しました。 これに対し田川市議は大任町に何度も求めてきたのは「行政が作成した積算書」に限定していないとしたうえで、「何を隠そうとしているのか、知られるとやばいことがあるのか疑念を抱かざるを得ない」と反論しています。 ■国は「透明性」と「公表」求めている 環境省がごみ処理施設の建設工事に関してまとめた「手引き」では、「透明性の確保」が「不可欠」としたうえで、「積算内訳などの事項は契約を締結した後遅滞なく公表する」としています。 ごみ処理施設建設の談合問題について追及してきた市民団体の代表は… オンブズマン 児嶋研二代表幹事 「環境省が指針・手引きの中で、徹底して情報公開をしなさいと、住民に対する説明責任を果たしなさいということを繰り返し言ってきています。他の自治体でも、これまでの談合問題を教訓にして、やっぱり徹底して情報公開をしようという形で情報公開をしてきているわけですから。そういう意味で今回の大任町の対応姿勢というのは許されないことだと思います」 議員達は残る2つの施設についても引き続き情報公開を求めています。 永原町長の任期はあと1年。 今後、どのような情報が明らかになっていくのか、注目されます。
RKB毎日放送