有効求人倍率1・25倍、11月は前月から横ばい…物価高騰による業績悪化懸念で求人を控える事業者も
厚生労働省は27日午前、11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1・25倍だったと発表した。新規求人倍率(同)は前月を0・01ポイント上回る2・25倍だった。
新規求人数(原数値)は、前年同月比で2・6%減少した。産業別では、「運輸業、郵便業」が2・0%増え、「卸売業、小売業」が0・9%増加した。「宿泊業、飲食サービス業」は12・2%減、「教育、学習支援業」は6・4%減だった。厚労省は「人手不足の状況は継続している」と分析している。物価高騰による業績悪化への懸念から、求人を控える事業者が出ているという。