佐藤拳太郎

　日本陸上競技連盟は５日、パリ五輪の男子４００ｍの敗者復活レースに出場を予定していた日本記録保持者の佐藤拳太郎（富士通）、中島佑気ジョセフ（富士通）、佐藤風雅（ミズノ）がマイルリレーに集中するため、欠場することを発表した。 　３人は４日の予選で３着以内に入れず、準決勝進出はならず。４着以下の選手で行われる敗者復活レースに進むことが決まっていた。ただ、近年躍進をみせる４×４００ｍリレーはメダルの期待が懸かっており、より高い順位の獲得を目指して決断した。 　佐藤拳は予選で４５秒６０で１組５着で準決勝進出を決めることができず。自身の日本記録４４秒７７からは大きく遅れた。６月の日本選手権の決勝を欠場しており、調整に不安を抱えており「日本記録を出していれば組１位で準決勝に進めている。私の力不足。すいません。スタートラインに立ったからには言い訳にはならない。単純に私の足が遅かった。敗者復活に向けて準備してなんとしても準決勝に進めるように準備したい」と、話していた。 　日本陸連は「日本チームとして出場選手が実力を発揮し、より高い順位を獲得するために、チーム、コーチ、選手と話し合い、慎重に検討した結果、本連盟として判断いたしました」と、説明した。 　陸上では女子２０キロ競歩に出場を予定していた２選手が、混合リレーに専念するために個人種目を辞退していた。