山下美夢有、岩井姉妹、中島啓太……史上初、最年少、最多、最長を探した! 【データで振り返る23年 国内男女ツアー編】
2023年も世界の男女ツアーで熱い戦いが繰り広げられ、新記録や珍記録がいくつも生まれた。そこでさまざまなデータを通して今季のツアーを振り返っていこう! 第1回目は国内男女ツアー編です。 山下美夢有 中島啓太 ドライバー最新正面連続写真
山下美夢有が9つの国内女子ツアー記録を樹立
先日のアワードで個人4冠を達成した山下美夢有。4冠のひとつ『JLPGA栄誉賞』は、①JLPGA史上初となる2年連続獲得賞金2億円突破②平均ストローク③平均パット数(パーオンホール)④平均バーディ数⑤パーブレーク率で新記録を達成ことへの賞となっている。この5つだけでなく、4日間大会の2週連続優勝や生涯獲得賞金5億突破など合わせて9つのツアー記録を樹立している。 ①史上初の2年連続獲得賞金2億円超 ②史上最少平均ストローク「69.4322」 ③最小平均パット数(パーオンホール)「1.7256」 ④歴代最高の平均バーディ数「4.3828」 ⑤歴代最高のパーブレーク率「24.5082」 ⑥史上初、2週間連続4日間大会V(ブリヂストンレディス⇒リゾートトラストレディ) ⑦プロ4年目で最年少記録、生涯獲得賞金5億円突破 ⑧史上最年少の2年連続女王誕生 ⑨史上初の2年連続平均ストローク60台 2023年の開幕直後こそ、強かった22年終盤戦と比べ、やや低調な印象を受けたが、前半戦だけで4勝と強さを見せた。その後は海外遠征を挟んだことで体調を崩し、優勝こそ最終戦のリコーカップまでお預けとなったものの、終わってみれば2年連続女王に載冠し、記録ラッシュのシーズンとなった。国内女子ツアー史上最多連続女王は68~76年に樋口久子が達成した9年連続。今後、この記録に迫れるか⁉
史上初、最年少、最多、最長……。国内ツアーでは若手が躍動!
まずは国内男女ツアーから。最終戦までもつれた女王争い、世代交代がさらに進んだ男子ツアーと23年も見どころ満載だったが、新たな記録も多く生まれていた!
【史上初】岩井明愛と千怜の双子がともに複数回V
KKT杯バンテリンレディスで姉・明愛がレギュラーツアー初優勝を果たしたことで、22年に2勝を挙げている妹・千怜と史上初となる双子優勝を達成。さらに千怜が年間2勝、明愛は年間3勝をする活躍を見せたことから、双子で年間複数回優勝達成という快挙も成し遂げた。