山下美夢有、岩井姉妹、中島啓太……史上初、最年少、最多、最長を探した! 【データで振り返る23年 国内男女ツアー編】
【史上初】山内日菜子が主催者推薦枠繰り上げから/アクサレディスin宮崎
前年のQTランキングで144位と下部ツアー出場さえ叶わない状況のなか、本来主催者推薦を受けるはずだった選手の故障のため、繰り上げでアクサレディスに出場して優勝。その後、当該年優勝者の資格で32試合に出場。シード権獲得までつなげた。
【史上最多タイ】小祝さくらは8ホール連続バーディ/楽天スーパーレディース
大会2日目の1番でいきなりバーディを決め幸先の良いスタートを切ると、4番から11番まで歴代最多タイの8連続バーディを達成。この記録は11年スタンレーレディス最終日の諸見里しのぶ、17年富士通レディース2日目の成田美寿々に続く3人目。
【史上2位の年少記録】高校2年生の藤本愛菜さんがホールインワン/大王製紙エリエールレディス
大会初日、池越えの3番パー3でエースを決めた藤本さん。プライベートラウンドを含む自身初となる、16歳266日でのエース達成は、12年ダイキンオーキッド2日目に伊波杏莉さんが記録した15歳347日に次ぐツアー史上2番目の最年少記録となった。
【史上最長】17ラウンド連続60台を星野陸也が達成
関西オープン2日目に石川遼がセルヒオ・ガルシアの「15」に並んだが、翌週のISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 3日目に星野陸也が17ラウンド連続を達成して記録更新。ところが、首位と2打差の4位タイからスタートした最終日に「75」と崩れてしまい、優勝と記録継続を逃すこととなった。
【大会史上最年少】平田憲聖が22歳246日で日本プロ優勝
初日に首位タイに立つと、4日間一度も首位を譲ることなく完全優勝でメジャー初制覇を達成した平田。22歳246日での勝利は、1973年のツアー制度施行後では21年のキム・ソンヒョンの22歳290日を抜いて、大会史上最年少優勝記録となった。
【大会史上最年少】蟬川泰果が42年ぶりに日本シリーズの優勝記録を更新
最後まで優勝がわからない激しい戦いを制して、アマ時代の日本オープンに続くメジャー2勝目。22歳326日での優勝は、1981年の羽川豊の記録を42年ぶりに更新する快挙。この勝利で賞金ランク2位に浮上し、24年シーズンの欧州ツアーの出場権を獲得した
【史上最多】中島啓太はシーズン9回の最終日最終組を経験
シーズンを通して9回も最終日最終組でプレーした中島。そのうち優勝が3回、2位が5回、3位が1回と、すべて3位以内でフィニッシュ。優勝争いをするプレッシャーのなかでもスコアを大きく崩すことのない精神力の強さと、安定した技術力の高さで賞金王をもぎ取った。