バリバリ働いた男性「厚生年金を月額30万円以上狙うのは無謀ですか?」2024年度の受給額例も知っておく
34年ぶりに日経平均株価が最高値を更新しました。明るい材料ですし、今後も景気が上向きになれば良いですね。 【年金の仕組みや金額表を見る】厚生年金の受給額「月額30万円」は無謀?達成する人はどれくらいか(出所:厚労省など) 一方で、老後のお金事情については不安に感じる方がまだまだ多いでしょう。厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、国民年金を含む厚生年金の平均月額は14万3973円です。 退職後に月14万円で暮らすとなれば、少ないと感じる方も多いでしょう。しかし、日本の年金は受給月額に個人差が出やすい仕組みです。 中には、平均額を大きく上回る月30万円以上を受け取っている方もいます。老後のお金は多いに越したことはないですから、仕組みを理解しておくことが重要です。 そこで今回は年金の仕組みと、実際に30万円以上を受給する方がどのくらいいるのかなど確認していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
厚生年金と国民年金の仕組みとは?
日本の公的年金は、上記の図のように国民年金と厚生年金の2階建てになっているため、もし1階部分の国民年金にしか加入していない場合、「月30万円以上」の年金は目指せません。 ●国民年金(1階部分) ・原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある ・保険料は一律 ・納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる ●厚生年金(2階部分) ・公務員やサラリーマンなどが加入する ・収入に応じた保険料を支払う(上限あり) ・加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる このように働き方によって加入する年金が異なり、また厚生年金は加入期間や現役時代に納めた保険料により将来の受給額が決まるので、まずは自分自身の加入記録を確認することが重要です。 では、厚生年金に加入してバリバリ働いた自信があるという男性の場合、月額30万円以上は目指せるものなのでしょうか。