KO-Dタッグ挑戦の高鹿佑也、バーニングでのベルト戴冠に意気込みも遠藤からは「最近、一緒にトレーニングやってない」と暴露!?
バーニングの特攻隊長としてイキのいいファイトを見せてきた高鹿佑也。思うような結果を残せずもがく日々が続いたが、10・30豊洲大会でKO-Dタッグ王者の勝俣瞬馬からフォール勝ちを奪い、11・23後楽園でのタッグ王座挑戦をつかみ取った。絶好のチャンスに万全の体勢と思いきや、パートナーの遠藤哲哉には懸念があるようで… 【写真集】伝説のKO-Dタッグ戦! 飯伏&ケニーから「DDT」というバトンを受け取った若きチャンピオン
(ベルトは)遠い存在だと思ってたけど、チャンスをつかみとることができた
――高鹿選手にとっては初のKO-Dタッグ挑戦です。 高鹿 そうっすね。KO-Dタッグ挑戦もそうなんですけど、遠藤さんと、何か挑戦するっていうのが初めてで。バーニングに入ってもう3年近く経つんですけど、そうして遠藤さんと何か形のあるものに挑戦できるっていうのは、自分としてはすごく嬉しいなと思いますし、とんでもないチャンスだなと思うんで。このチャンスをものにしたいなと思ってます。 ――遠藤選手は飯野選手ともタッグベルトを保持していましたが、バーニングの若手である高鹿選手と挑戦することについては? 遠藤 僕がバーニングを小橋さんから譲り受けて、第4次ですかね、今のバーニングをやるって時に結成するメンバー、最初のメンバーで高鹿を選んだっていうのは、彼は練習も見てる限りは頑張ってるし。でも、他の同期の子たち、小嶋(To-y)とか石田とかに比べると、まだチャンスをつかみ切れてないっていうところがあって。そういうのもあって彼を選んだんですね。 同じユニットでやっていくにあたって、僕の中では後輩を育てる、プロレスラーとして1段階も2段階も上に行かせてあげたいっていう気持ちがあったんですけど、なかなかそれをさせてあげることができなくて。今回のKO-Dタッグ挑戦というのは、彼が自分でつかみ取った結果なので、僕がどうこうしなくてもちゃんと成長してきているんだなっていうのは、すごく実感しましたね。 まあ、けっこう一緒に練習とかしてきても、あんまり褒めすぎると調子に乗るのは分かってるんでこの辺にしますけど(笑)。 あとは、そうですね、これが終わりじゃなくて、ここからベルトを取って防衛を続けていくことによって、成長していける、成長につながると思うので。僕自身もそうだし、高鹿も。ここであらためて気を引き締め直して。はい。11月23日、後楽園のリングに立ちたいと思います。 ――同世代への思いというのは。 高鹿 岡谷さんや小嶋さんがアジアタッグ巻いたり、 石田がKO-D6人タッグを取ったり。それを見てることしかできなかった自分がすごく悔しかったですし。練習はやってきたつもりではあったんですけど、やっぱりそれが結果に繋げられてなかったなっていうのもあって。でもああやって勝ったことで、勢いで挑戦させろって言いましたけど。でもやっぱりそのKO-Dタッグ、遠い存在だと思ってたんですけどチャンスを掴み取ることができたわけで。この手の届くところまで来たっていう感じですね。 ――豊洲大会では勝俣選手から勝利し、すぐに挑戦表明しました。 高鹿 普段から結果残したいとはずっと思っていたんで。勝った瞬間にこれいけるんじゃないかと。 ――'24年は初のタイトルとなるKO-D10人タッグも獲得されましたが? 高鹿 10人タッグもキャリア初めてのベルトなんですごく嬉しかったし。でもやっぱりバーニングでお世話になってるんで、やっぱりバーニングでベルトを取りたいっていうのはあって。秋山さんがいらっしゃったときに岡田さんと3人で6人タッグに挑戦したことはあったんですけど。トレーニングとか練習を世話になってる遠藤さんと挑戦したことはなかったので。タッグは遠藤さんと飯野さん2人で巻かれたり、飯野さんは今年ユニバーサルも巻いていて。岡田さんも今、欠場中ですけど、僕がもっとしっかりしなきゃいけないなと思うんで、今回必ず取りたいなと。 ――遠藤選手のKO-Dタッグ初戴冠は今から10年前、'24年9・28後楽園で竹下(現KONOSUKE TAKESHITA)選手と組んで“ゴールデン・ラヴァーズ”飯伏幸太&ケニー・オメガ組から勝利したときでした。 遠藤 僕はあの頃はもう何も考えずに必死でしたね。対戦相手の飯伏選手、ケニー選手はもちろんビッグネーム。それで、隣にいるのが今AEWで大活躍してる竹下幸之介。だから、もう自分は周りについていくのが必死で何も考えられなかったです。そう考えると、今の高鹿っていうのは、周りのこともちゃんと見れてるし当時の僕よりも、自立してるというか。なので、僕も支えるんですけど、でもお互いに支え合って試合ができるのかなって感じますね。 ――会場もあの時と同じ後楽園ホールです。 遠藤 個人的に後楽園ホールっていうのがすごく試合をしやすい会場で。竹下と60分やったりとかデビュー戦も後楽園ホールでしたし。自分の中ではいい印象、イメージがある会場ではあるんですけど。 ただね、ひとつ懸念点があるとすれば、ここ最近ね、高鹿がトレーニング、全然声かけてこないっていう。たぶん2カ月ぐらい一緒にやってないんですよ! ――そうなんですか、高鹿選手?
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