【現地発】今季5点目の堂安律「縦に行くと決めたときから早く振ろうと決めていた」。”板倉対策”もあったと明かす
フライブルクの堂安律が、自身のゴールなどで勝利したボルシア・メンヒェングラットバッハ戦を振り返った。 【動画】堂安律がワンフェイクから強烈な左足! フライブルクは30日、ブンデスリーガ第12節でボルシアMGと対戦した。試合は立ち上がりからフライブルクが押し気味に試合を進めるものの、なかなか得点を奪えない時間が続く。それでも41分に先制して折り返すと、後半の立ち上がりには堂安にゴールが生まれてリードを広げた。 その後、ボルシアMGの反撃を許し、61分には1点差とされたが、その1分後にルーカス・ヘーラーがこの日2点目のゴールで突き放しに成功。このリードを最後まで継続し、3-1でフライブルクが勝利を手にした。 堂安にとって、この日、最大のハイライトとなったのは49分のシーンだ。味方のシュートのこぼれ球をボックス内で拾うと、左に持ち出してすぐさま左足を一閃。見事なシュートがゴール右に決まった。 「あのシーンでファーに打つ手段は、(ボールに)タッチして早く振らないとブロックされる。縦に行くと決めたときから早く振ろうと決めてました。ファーストタッチと次の振りとが完璧にハマったし、感覚的に良かった。振った後、DFが視野に入ってるのでボールがゴールに入っていくところが見えてなくて。あっ入ったって歓声で気づいた感じです」 今季5ゴール目はチームを勝利に導く大きなゴールとなった。ただ、堂安の凄みはそれだけではない。守備面では1対1を防いだり、カウンターの際に相手に体を当ててピンチを未然に防いだりとディフェンスでの貢献度も高かった。そこに関しては「ウイングバックをやってるだけあるので、あそこで対応できないといけない。そこは今までやって来た経験も生きたかなと思う」と主張。その上で、「もう少しボックス内で勝負できたらなというのもあるけど、我慢しながらチャンスがくるのを待つしか無いと思う」と攻撃面でのさらなる改善を見据えている。 また日本人対決については、後半からチーム全体で板倉対策を講じていたことを告白。その中で板倉の凄みを感じたと明かしている。 「後半、”板倉にボールに持たさない”という作戦に出た。そういう戦術の話をしていた時に警戒しながらも、やはり誇りに思いましたね。日本人の選手がこうしてチームの中で警戒されているというのはすごいなと思っていた。試合終了間際にはキャプテンマークもつけてたので、『オレにはできひんな』と思いながら心の底からすごいなと思っていました」 難しい戦いが続いていた中での勝利とあって「この1勝はでかい」と語った堂安。勝利の勢いそのままにウィンターブレイクまで突っ走りたいところだ。