菜々緒さん「運動神経がいいと思われがちなのですが、めっちゃ悪いんです(笑)」|CLASSY.
金曜ナイトドラマ『無能の鷹』で、「見た目は有能、中身は無能!?」な“鷹野ツメ子”を演じている菜々緒さん。何でもできるタイプに見える菜々緒さんですが、じつは…!?役作りをはじめ、ドラマの裏話や、つい頑張りすぎてしまうCLASSY.世代の人へのアドバイスなど、CLASSY.ONLINEだけのお話をうかがいました!
“鷹野ツメ子”は人間を超越しすぎていて、一から作り上げていく感覚です
――菜々緒さんは、着実にキャリアを重ねられていて、まさに“シゴデキ”なイメージがあります。そんな菜々緒さんがドラマ『無能の鷹』で、「見た目は有能、中身は無能!?」な“鷹野ツメ子”を演じるにあたり、意識したことはありますか? これまでも漫画原作の実写化に携わってきましたが、今回の“鷹野ツメ子”に関しては、あまりにも人間を超越しすぎていて(笑)。一から作り上げていく感覚が強かったのですが、漫画の世界観やキャラクターの強さを大事にしながら、撮影に臨んでいます。TALONの営業部内では、鷹野の無能さが際立つのですが、営業先に行くと彼女の見た目やオーラに周りが勝手に惑わされて仕事が上手くいく流れになるので、その無能さと有能さのメリハリは意識しています。彼女は幼い頃からお仕事ドラマが好きだったタイプ。なので営業先で見せる立ち居振る舞いはドラマの真似をしているだけだったりするのですが、その無邪気さみたいなものも伝わったらいいな、と思いながら演じています。 ――鷹野は不器用に見えて、実は器用な感じがしますね。あとはピュアなイメージもあります。 そうなんですよね。鷹野は本当に純粋で無邪気で、人生を清々しく生きているだけ。その姿を見て周囲が勝手に、自信があるとか堂々としてるとか、すごいキャリアの人なのでは? って勘違いをしてくれる。ドラマはもちろん、原作もピカイチに面白いので、見比べながら楽しんでもらいたいです。 ――“デキるオーラを纏っていながら、実は無能”という鷹野のように、周りから抱かれるイメージと菜々緒さんご自身でギャップを感じることはありますか? デキる人、というイメージからか、運動神経がいいと思われがちなのですが、運動神経めっちゃ悪いんです(笑)。学生時代はバレーボール部でしたが、全然上手くならなくて。スポーツ全般ダメだし、走るのも遅くて…。以前、時代劇で盗人の役を演じた際に、みんなを率いて走っていくシーンがあったのですが、私があまりにも遅すぎて後ろがザワザワしていました(笑)。でもそんな私のことを温かく見守ってくださって、苦手なことも認めてくれる人たちの尊さを知るいい機会にもなりました。悪いものをただ悪いと捉えずに、その裏側にあるいい部分に気付けると、全く違った世界が広がると思います。