息子が「結婚のあいさつ」に行くのですが、手土産に5000円の「コーヒー豆」を選んでいました。これって相手に失礼にならないでしょうか…?
結婚は当人同士だけでなく、家族にとっても大切なイベントです。お互いの家族に結婚の報告をするためにも相手の家にあいさつに伺うのがマナーです。 その際、手ぶらであいさつに伺うだけでなく、手土産を持参すると相手に喜んでもらえたり、話のきっかけを作れたりします。 よい関係作りのためにも手土産選びは大切ですが、お子さんが選んだ手土産に対して、「失礼にならないだろうか?」と不安を覚える方もいるかもしれません。 今回はコーヒー豆が、手土産として失礼にあたらないか考えてみましょう。
コーヒー豆はどれくらいの値段?
結論からいうと、手土産にコーヒー豆を持って行くのは失礼にはあたらないでしょう。 とくに、相手がコーヒーを好むと分かっているのであれば、喜んでもらえる可能性が高いです。 手土産の予算は5000円とのことですが、コーヒーであればメーカーによって数袋購入できるため、見栄えも良く、さまざまな味を楽しめるでしょう。表1はコーヒー豆の値段をいくつかのメーカーで比較したものです。
※筆者作成 表1以外にも、多くのメーカーが200gあたり1500円前後の価格で販売しているようです。そのため、3袋程度の購入+ラッピング代と仮定すると、予算5000円の手土産にちょうどよいでしょう。 ◆コーヒー豆を渡す場合は購入方法に注意 息子さんが彼女のご両親にコーヒー豆を渡す場合、豆とひいたもの、どちらがよいかを事前に確認しておきましょう。毎回自分で豆からひいてコーヒーを飲みたい方もいる一方、コーヒーミルが自宅になく、ひいたものを購入している方もいます。 後者であれば、豆で渡すとコーヒーミルを買う必要が出てきてしまうため不都合が生じてしまいます。もしも彼女のご両親がコーヒー好きである場合は、豆とひいたもののどちらを愛飲しているのかを彼女に確認するとよいでしょう。
コーヒー豆以外の選択肢
コーヒー豆は結婚のあいさつにおける手土産として問題ありませんが、他にもいくつかの選択肢があります。具体的には下記の通りです。 ・洋菓子や和菓子 ・地元の名産物 ・お酒など お菓子は当たり障りのないものであるため、相手の好みが分からないときに最適です。ただし、お菓子を用意する場合は賞味期限が長いものを選ぶとよいでしょう。 また、地元の名産物はその土地でしか売っていないものも多いため、喜んでもらえる可能性が高いです。 相手のご両親がお酒を好む場合は、好きな銘柄や手に入りにくい銘柄もおすすめです。お酒の話をきっかけに距離がぐっと縮まる可能性もあります。