校区の危険箇所、地図に 第四小3年生がタウンウオッチング 三重・松阪
三重県松阪市鎌田町の市立第四小学校(中西明美校長、439人)の3年生95人が19日午前9時から、校区内の危険箇所などを確認する「タウンウオッチング」を実施し、集めた情報を書き込んだ地図を作り上げた。 社会科授業の一環で、校区内を歩いて危険箇所や避難場所などを把握し、有事の際の避難につなげてもらうことなどを目的に10年前から行われている。これまで4年生が対象だったが、教科書の改訂に伴い3年生が対象となった。 この日、児童たちは12班に分かれ、市職員と同校職員らのサポートを受け担当地区へ。見つけた危険箇所や避難場所などを撮影したり地図に印を付けたりしていった。 うち朝日町一区の済生会松阪総合病院周辺を担当した班は、鎌田町のアンダーパス沿いの歩道で「路面冠水警報装置」に着目。引率教諭から何の装置か問われ、ヒントをもらいながら設置理由を考えた。 班長を務めた吉池蒼羽君は「危険な場所が多いことが分かった。今回知ったことを生かして、事故に気を付け、万が一の時にはしっかりと避難したいと思います」と話した。 学校に戻った後、各班で収集した情報をまとめ、1枚の地図に仕上げた。出来上がった地図はA2判のポスターにし、地図と共に校内に掲示することにしている。