都心の“トイレが足りない大問題”の裏側で起きていること 「我慢できずに洗面台で…」「“利用お断り”のコンビニも増加」「個室で着替え、食事、充電まで」
充電していて時間がかかる?
メーカー勤務の20代女性・Cさんは、「トイレが利用できるタイミングで必ずトイレに行っておくことが大切」だと話す。 「いつでもトイレが当たり前に利用できると思ったら大間違い。仮にトイレがあっても女性用は並んでいることが多く、すぐに入れないのもよくある話です。ただ気になるのは、みんなトイレが長くないですか? 中で何をしているんだと思うレベルで長い人がいますよね」 “用を足す以外に、中で何をしているのか”問題について、都心にある商業ビルの飲食店で働く30代女性・Dさんがその実態を明かしてくれた。 「私が働くカフェにはお店にトイレがなく、ビルのトイレに行ってもらう形式です。清掃業者の方に聞いた話だと、まず最近のトイレは温水洗浄便座やヒーター機能のために必ず近くに電源プラグがある。そこで充電したり、充電しながらスマホをいじる人が一定数いるそうです。なぜわかるかというと、充電器の忘れ物がけっこう多いのだとか。たしかに充電しようと思うと、しばらく個室にこもる必要が出てくるので、必要以上にトイレに行列ができてしまうことになります。 私が遭遇したなかで気になったのは、中で飲食をしていたであろうケースですね。ある時はシチューが便器に棄てられていて、めちゃくちゃ驚いたことがありました。その他、時々着替えの残骸なんかもあるので、着替えている人も多いんだと思います」 トイレに入りたい時にいつでも入れると思ったら大間違い。特に都心の混雑する場所では、Cさんの言うように、“行ける時に行く”のは鉄則なのかもしれない。(了)