「スイーツを通して猫のためになる活動もしたい」生まれた時から猫と一緒に過ごしてきたスイーツなかのが愛猫ロロと登場
うちの子ベストショット⑤「特等席は譲らない」
――ロロちゃんも長生きしてほしいですね。 できれば長く一緒にいてほしいですね。死というのは、いつかは来るものですけど、辛いものは辛いですからね。もう1匹の猫は腎臓が悪いので、腎臓がよくなる薬も早く開発されてほしいです。これは猫を飼っている人たちみんなの願いですよね。 これは誰かが言ってたことなんですけれど。当たり前のようにヒトはペットを飼っているけれど本能としては必要のない行為だと聞いて、たしかにそうだなと。となると、ペットを飼うってどういうことなんだろうと考えるんですけど…やっぱり支えになってくれる部分が大きいなと思います。
うちの子ベストショット⑥「猫吸いで疲労回復」
――『CREA』2024年夏号「猫のいる毎日は。」では、猫に関連するスイーツを紹介されていました。 あの企画、声をかけてもらえてすごく嬉しかったです。猫をモチーフにしたスイーツって結構多いんですよね。 ――カテゴリーに沿ったスイーツを紹介していた中に、「ぽっちゃり猫」っていうカテゴリーがありましたよね。ペット連載の担当者が「猫をイメージしたときにぽっちゃりという項目が思い浮かぶのは、なかのさんがそういう猫が好きだからではないか」と考察していました。 あぁ、それは当たっています(笑)。猫って、まぁるいほうがかわいいじゃないですか。ロロは……ぽっちゃりではないのかな? ちょっと大きくてふっくらしてますけど、こういう猫のほうがかわいいなとは思いますね。 和猫が好きというか、こういう子しか飼ったことがないからそう思うだけかもしれないですけど、ふっくらしている猫のほうが親しみを感じますね。
うちの子ベストショット⑦「母のお手製『猫ボード』は誰か潜っている知らせです」
――ふと疑問に思ったのですが、猫用のスイーツってあるんでしょうか? 犬は誕生日ケーキでお祝いしたりしますけど、猫は聞かないですよね。 たしかにそうですね。猫は犬のようにいろんなものを食べるわけじゃないし、それぞれ好みの差が激しいからないんじゃないでしょうか。ただ、スイーツを通して猫のためになる活動をやってみたい気持ちはあります。猫好きなパティシエも多いので、ヒトが食べるスイーツで猫関連の活動に寄付できるようなものを一緒に作ってみたいですね。 ――では、なかのさんにとって――もしかしたら今まで一緒に暮らしてきた全ての猫に共通するかもしれないですが――ロロちゃんはどんな存在ですか? 今、自分では飼ってないですけど、近くにいて気になるというか常に頭の片隅に置いている存在ですね。猫は何もしなくていいんです。ご飯を食べて寝てくれて、そばにいてくれるだけでいい。求めることは何もないけど、そばにいてほしい。僕にとってそういう存在です。 スイーツなかの 東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数のテレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動中。 Instagram @yorosweets X(Twitter) @yorosweets
高本亜紀