“ルーレット”は「結構ヤバイ」 阿部一二三が柔道複合団体を振り返る 8分52秒の激闘を終えた心境とは
阿部一二三選手が今回のパリオリンピックで話題となった柔道複合団体の“ルーレット”に関してコメントしました。 【画像】パリオリンピックに出場した阿部一二三選手・阿部詩選手 今回の柔道複合団体には6選手が出場。第6試合を終えて3勝3敗となった場合、第7試合の出場選手はモニターに表示されたルーレットで決定します。人為的に操作できるとも思われるデジタル表示のルーレットに対し様々な意見が上がっていました。 ルーレットに関してどう思ったか聞かれた阿部選手は「結構ヤバイですよね」と一言。さらにこのルーレットに対し多くの意見が寄せられていたことに触れ、「選手のくじ引きとかになるかもしれない」とシステム変更の可能性に関してもコメントしました。 阿部選手は団体戦の第5試合に出場。阿部選手よりも1階級上となるフランス代表のギャバ選手と延長戦にもつれる激闘となり、8分52秒の戦いの結果、敗れました。 試合後には“第7試合は自分に回ってきてほしいと思っていた”と語っていた阿部選手は、その時の本心を聞かれると「(回ってきてほしい気持ちは)2割くらい」と告白。 この理由として、8分を超える激闘のすえ両腕があがらないほど疲弊していたことを明かし「自分にきたら1分以内に勝負を決めようという心でいました。自分にきたら抱きついて投げにいこうみたいな。1分以内じゃないと絶対無理」と思っていたことを明かしました。