昨季は苦しいシーズンに

マンUでプレイするラッシュフォード photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードはトップクラスの選手なのか。ここ最近は浮き沈みのあるシーズンを過ごしてきたこともあり、評価の難しい選手になっている。 2019-20シーズンにはリーグ戦で17ゴールを奪って覚醒を感じさせたが、2021-22シーズンには4ゴールへ減少。2022-23シーズンには再び17ゴールと大爆発したが、昨季はまた7ゴールと一桁に逆戻りしてしまった。 今夏のEURO2024ではイングランド代表メンバーからも漏れており、ラッシュフォードにとっては辛いシーズンだっただろう。 そうした意味でも今季は勝負の時だ。英『TalkSport』にて、元スコットランド代表選手のアリー・マッコイスト氏はキャリアの岐路に立っていると奮起を促している。 「今季はラッシュフォードにとって重要なシーズンになると思う。昨季ユナイテッド、そして彼自身がサポーターをいかに失望させたのか。彼は岐路に立っているよ。イングランド代表からは外れたし、昨季のパフォーマンスには自身も失望しただろう。彼の将来がどうなるか大きな疑問符がついている。だからこそ彼にとっては重要なシーズンだよ」 マンチェスター・ユナイテッドOBのウェズ・ブラウン氏も「彼を批判した人たち全員を見返してくれることを願っている」と期待をかけている。 能力はあるはずだが、どこか一貫性に欠けるところがあるのも事実。クラブのプレイスタイルがなかなか定まらないところにも問題はあるが、今季はチームもラッシュフォードも失敗は許されない。