半世紀ぶり!ナガスクジラ生肉は「クセなく美味」
11日におよそ半世紀ぶりに道内へと水揚げされたナガスクジラ。 札幌市内の飲食店ではきょう、かつてクジラ肉に親しんだ年代を中心に味わう人たちの姿が見られました。 札幌市内の回転ずし店では、ナガスクジラの赤身のにぎりを12日から販売しています。 13日は開店直後から60代以上を中心に多くの客が訪れ、懐かしい味を楽しみました。 客からは「昨日テレビを見ていよいよ市内に出回ったと聞いて来ました。おいしかったです」 「くせもなく柔らかくておいしかったです。昔、クジラのフライなどを食べた年代ですけど食感が全然違いました」 などと好評でした。 店の運営会社によりますと、当初は本店のある釧路などでの販売も想定していましたが、予想以上に関心が高く、急きょ札幌のみでの販売に切り替えたということです。 三ツ星レストランシステムの土井政規社長は「きのうはかなり反響が良かった。生の状態でお出ししているけれど、しっとりとしていて甘みもあってとてもおいしいという感触を持っている。次に水揚げがあった時には、また販売したい」と話していました。 ナガスクジラの生肉が道内で流通するのは今回が初めてで、スーパーでも早々に完売する動きが出ています。