【ベストナイン】巨人は菅野が投手最多タイ5度目 岡本和は一塁で王以来45年ぶり 吉川は二塁37年ぶり
セ、パ両リーグは25日、ベストナインを発表。全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者投票により選出された。球団別では、パ・リーグを4年ぶりに制したソフトバンクが最多の6人、続いてセ・リーグを4年ぶりに制した巨人とヤクルトから各3人。一方、セ・リーグは広島、パ・リーグは昨年最多5人が選出されたオリックスと、2年連続となる西武の2球団が選出なしとなった。 【写真】【一覧】初選出は13人、ソフトバンクが最多の6選手…2024年セ・パのベストナイン選出選手 巨人では、岡本和真が三塁手に続いて、一塁手で初選出。有効票数302の中、183票を獲得し次点のオースティン(DeNA)に66票差だった。投手部門では菅野智之が4年ぶり5度目の受賞。ベストナインの個人最多受賞はパ捕手部門での野村克也(南海)で19度だが、投手では2リーグ制以降、稲尾和久(西鉄)、山田久志(阪急)、斎藤雅樹(巨人)に並ぶ最多タイとなった。得票数は249票で、次点の高橋宏斗(中日)に222票差をつけた。 僅差の選出となったのは二塁手部門で、受賞した吉川尚輝が164票、次点は牧秀悟(DeNA)の130票と34票差。球団の二塁手選出は87年の篠塚和典以来37年ぶりとなった。 なお、巨人の一塁手選出は1979年の王貞治以来45人ぶり3人目(もう一人は川上哲治)。外野手部門得票3位の近本光司(阪神)は186票で、丸佳浩(巨人)は136票で50票差の次点だった。 ▼菅野 この度はベストナインに選んで頂きありがとうございます。このような名誉ある賞に選んで頂き大変光栄です。これからも野球を通じてファンの皆様に多くの喜び、感動を与えられるように精進して参ります。 ▼岡本和 ベストナインに選んでいただき大変光栄です。ありがとうございます。これまで支えて頂いた皆さんのおかげで受賞することができました。来年はリーグ連覇と日本一を目指して日々頑張っていきます。 ▼吉川 この度は、ベストナインに選んでいただきありがとうございます。攻守で評価していただき光栄です。来シーズン以降も、引き続き日本一を目指して頑張ります。 選出選手は以下の通り。 【セ・リーグ】 ◆投 手 菅野 智之(巨人)4年ぶり5度目 ◆捕 手 山本 祐大(DeNA)7年目で初 ◆一塁手 岡本 和真(巨人)10年目で初(三塁手で1回) ◆二塁手 吉川 尚輝(巨人)8年目で初 ◆三塁手 村上 宗隆(ヤクルト)2年ぶり3度目(一塁手で1回) ◆遊撃手 長岡 秀樹(ヤクルト)5年目で初 ◆外野手 サンタナ (ヤクルト)4年目で初 細川 成也(中日)8年目で初 近本 光司(阪神)4年連続4度目