「時代にあった神事に改革」を 多度大社の「上げ馬神事」 上り坂は緩やかに土壁はなくす対応へ 三重
三重県桑名市の多度大社で毎年行われる「上げ馬神事」について、動物虐待にあたるなどと批判が出ていた問題で、神社と馬を奉納する団体は馬が駆け上がる上り坂を緩やかにし土壁をなくすなどの対応をとることを決めました。 【写真を見る】「時代にあった神事に改革」を 多度大社の「上げ馬神事」 上り坂は緩やかに土壁はなくす対応へ 三重 毎年5月に行われる「上げ馬神事」は、斜面を駆け上がった馬が高さ約2.5メートルの土壁を乗り越えた回数で、その年の吉兆を占うものです。 去年5月の神事では脚を骨折した1頭が殺処分され、動物虐待にあたるのではと批判の声も上がっていました。 (多度大社 平野直裕 権宮司) 「今までの神事の運営を見直し、時代にあった神事に改革しなければならないという思いを新たにした」 神社側は去年10月から獣医師などを交えた第三者委員会を開き、今後の在り方について検討を重ねてきました。 その結果、ことしの神事から馬が駆け上がる上り坂を緩やかにするほか、土壁をなくすなどの改善策をとることを決定しました。 また、今後は神事関係者向けに講習会などを開き、馬への暴力や威嚇する行為は一切行わないよう指導するとしています。
CBCテレビ
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