FA補強の”超目玉”に…争奪戦で移籍したFA戦士(4)6球団が手を挙げた”Cランク選手”
プロ野球は、オフシーズンに毎年フリーエージェント(FA)移籍が大きな注目を集める。昨オフも西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断したが、移籍先の球団以外にも、複数球団が獲得に乗り出していた。ここでは、争奪戦の末に移籍したFA戦士を紹介したい。
福田秀平
・投打:右投左打 ・身長/体重:182cm/77kg ・生年月日:1989年2月10日 ・経歴:多摩大聖ヶ丘高 ・ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目 FA移籍時に補償が不要なCランクということもあり、6球団の争奪戦となった福田秀平。しかし、FA移籍後は思うような結果を残せず、2023年オフに戦力外通告を受けた。 2006年高校生ドラフト1巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団した福田。高卒4年目の2010年に一軍デビューし、翌2011年には22盗塁をマーク。度重なる故障もあってレギュラー奪取とはならなかったが、バイプレーヤーとして貴重な戦力となった。 その後も攻守でソフトバンクを支える役割を担い、2019年には80試合の出場ながら、打率.259(規定未満)、9本塁打、26打点の好成績を記録。同年オフに国内FA権の行使を決断した。 残留交渉のソフトバンクを含めた6球団(ロッテ、楽天、西武、ヤクルト、中日)の争奪戦の末、千葉ロッテマリーンズへ移籍した。 ところが、移籍初年度は故障に泣かされ、62試合出場、打率.216と寂しい数字に。2021年以降はさらに出場機会を減らした。 4年契約最終年の2023年も3試合の出場にとどまり、オフに戦力外通告を受けた。
ベースボールチャンネル編集部