キャベツ1玉“1000円超え”も…2025年も値上げラッシュに 閉店危機の飲食店も
農林水産省によると、1月はキャベツのほかにも、たまねぎ、じゃがいも、大根、ねぎ、など主要な野菜が軒並み「高値」となる予想に。重宝するのが100円ほどで買える「カット野菜」ですが、創業以来26年、価格をかえてこなかったメーカーは… 広報・広告宣伝部 吉田政道部長 「130グラムの千切りキャベツは120グラムに。280グラムだったビッグパックは260グラムに容量を下げました」 2024年に実質値上げに踏み切りました。しかし、それでも… 広報・広告宣伝部 吉田政道部長 「100円を超えていかないと、もう野菜の生産者の方々も、我々加工品メーカーも苦しくなってきている。相場が安いときは、少し量を増やしたり、相場が高いときには値段を上げるとか、相場に合わせた動きができたらな」 ◇ “物価高”のあおりは、東京・新橋にある“居酒屋”にも及んでいました。“コロナ禍”も働く人の胃袋を支えてきましたが、閉店の危機に陥っているのです。
根室食堂 平山徳治店長 「全商材がほとんど物価上がっている。キャベツなんかもこの年末、500円を超えるのが当たり前でしたから、200円くらいのカットキャベツを使って分量を減らして、お客さまに提供していました」 店の看板メニュー、「刺し身」に欠かせない大葉も… 根室食堂 平山徳治店長 「前は、大葉1枚で1円2円の世界だった気がするけど、10円から20円になるときもありますし、大葉にしても高かったら半分にカットしてそえるとか、そういう工夫をしながら、値段を下げようという努力をした」 競合ひしめく新橋では簡単に値上げもできず。野菜の量を減らすなど節約をしていますが、それにも限界を感じているといいます。 根室食堂 平山徳治店長 「安いものを探して神経とがらせて、気づいたら営業ですから。どうしたらいいですかね、すべて高いので。この状況が続くなら(店を)閉めざるを得ないかなと」 終わりの見えない物価高。いつまで店を続けられるか、不安を感じているということです。