「日焼け止めは年中使うべき?」美白、UVケアで40代が気になる美容のこと全部!【女医に聞いてみた】|STORY
仕事に子育てに家庭のこと、趣味etc……と毎日忙しい40代ですが、いつだってキレイでいたい! 毎日のスキンケアや美容にまつわることで「実は疑問に思っていた」「本当のところどうなんだろう」と感じている“気になる美容のこと”を、肌の専門家である泉さくら先生にお話を伺いました。
紫外線対策としての日焼け止めは年中使うべき?冬や曇りの日でも必要なの?
必要です。 例えば晴れの日の紫外線が100%だとすると、曇りの日は60%と意外と高く、雨の日でも30%に減るだけ。紫外線が肌に与えるダメージは、紫外線の強さ×時間なんです。例えば60%の曇りの日に2時間外に出た場合、 カンカン照りの日に1時間外に出る時と同じ、いやそれ以上のダメージを肌に受けているということ。なので、常に日焼け止めは塗りましょう。 SPF値は高くなればなるほど、紫外線吸収剤などの肌への刺激の物質が強くなってしまうので、肌が弱い方は乾燥を感じたり、肌荒れの原因にもなります。基本的に日焼け止めは、日差しが強くない時は、SPF25~30、PA4+、3+とかで塗り直しをしていただくのがいいと思います。紫外線吸収剤で乾燥して肌が荒れてしまう方は紫外線散乱剤のものを使うと肌荒れ予防できると思います。
美白に効く成分はたくさんあるけれど、何がいいの?
美白に効く成分は厚生労働省が認めているものが20数個あるんです。 基本的には、美白を促す成分は、メラニンの生成を妨げるもの、メラニンを還元させて色を薄くするもの、メラニンの排泄を促すものの3パターン。 成分としては、例えばよくあるのがチロシナーゼの動きを抑えてメラニンの生成を抑える成分「アルブチン」。ついてしまったメラニンを還元して色を薄くする「ビタミンC」「カモミラET」はメラノサイトの産生を抑えて、メラニンの生成を抑えます。 医療機関で出されるのが、メラニンの生成を抑える「ハイドロキノン」 メラノサイトのその活性を抑えることでメラニーの生成を抑える「トラネキサム酸」 最近結構される方も多い「プラセンタ」は注射もあるし、内服も外用もあると思いますが、これも皮膚の代謝を促して、メラニンをつかなくします。最近の化粧品で聞く、「コウジ酸」「Sリノール酸」「ニコチン酸アミド」はメラニンの生成を抑えます。資生堂が開発した「4MSK」はメラニンの排泄を促します。 正直、医薬品の「ハイドロキノン」が一番効きますが、ずっと使っていると白斑を起こすリスクもあります。 医師の指導のもとご自身の肌に合う成分を選んで使ってみてください。