【山口県】2024 光市長選 光市議選 現職後継の芳岡氏初当選 木村、笹井氏「刷新」届かず 市議選は新人3人当選
「伝えることはできた」木村陣営
木村さんは投票終了前から中島田の選挙事務所でスタッフ数人と待機。午前0時過ぎ、敗北を認めて「力不足、不徳のいたすところだが、伝えたいことを伝えることはできた」と述べた。 変わらないを変えようと訴えて草の根運動を展開した。光駅前付近への市庁舎移転が政策の目玉だったが「抵抗感があったのでは」と述べ、新市長には「これから光市を良い方向に導いてくれればいい」、自身の今後については「白紙」とした。
「民間人としてできることを」笹井陣営
市内5カ所で個人演説会を開き、主張を伝えてきた笹井さん。室積の選挙事務所で約15人の支援者が見守る中、開票所からの連絡を受けて「現状置かれている問題点を主張してきた。また光市のために働いていきたい」と敗戦の弁を述べた。 檜垣教子後援会長は「一生懸命勉強して頑張ってきたと思う。残念だが、また機会を迎えられるよう勉強を続けて人間的にも成長してほしい」と話した。
警察官、米国留学の経験生かす 藤川みゆき候補
大和地区で16年ぶりの新人となった藤川みゆき候補(51)は、1400票を超える高得票で初陣を飾った。 岩田の選挙事務所で支持者と共に万歳を三唱した藤川さんは「警察官や米国留学の経験を生かし、市政を市民にとってよりよいものにしていきたい。地元の大和のことも市民の声をお聞きしながら取り組みたい」と意欲を話した。 支持者の河井克正さん(66)は「市政に新しい風を吹かせてほしいフレッシュな藤川さんならそれができる」と期待を込めた。
元職が返り咲き 清水祐希候補
2020年に光市議選に初当選。22年の県議選光市区補選の出馬に伴い辞職した清水祐希候補(38)。補選で苦杯をなめて、再挑戦となった今回の市議選を共に戦ったのは4年前から支えてくれた陣営だった。 「次こそ光市のために」との声を受けながら戦い、獲得票は4年前から約250票増。選挙事務所横の自宅で家族と開票を見守り、開票速報に安堵の表情を見せた。 「政策に掲げた教育、健康、観光のほか、農業、林業の振興も訴えていく。議員定数削減にも力を入れたい」とまちづくりに意欲を見せる。