大山残留の歓喜の裏で沸いた助っ人補強待望論 「獲得せなアカン」と指摘されるMLB候補打者と、注目される阪神の決断
喫緊の課題は間違いなく「打」
喫緊の課題は間違いなく「打」。その強化を図るべく、阪神は国際市場から有力選手の選定を進めている最中と見られている。NPB経験者ではマイク・フォード(元DeNA)やレアンドロ・セデーニョ(元オリックス)が市場にいるが、一部ではMLB経験も豊富な新助っ人に注視しているという報道も出ている。 ありとあらゆる情報が飛び交っている。そうした中で、大山残留後にSNSをひそかに賑わせたのは、「ケストン・ヒウラ」の名だ。 今月17日に獲得候補として報じられた現在28歳の元トッププロスペクトは、二塁手が主戦場ながら一塁手と左翼手もマルチにこなせる右の長距離砲。阪神の補強ポイントにも合致することからXでも虎党たちから「ヒウラは獲得せなアカン」「補強は必須。ヒウラはちゃんと獲れ」「大山が残ってもヒウラを獲るのは全然あり」といった意見が相次いだ。 たしかにMLB通算50本塁打を放ち、24年は米マイナーで打率.286、26本塁打、長打率.580、OPS.943を残したヒウラは獲得できれば、打線強化に繋がり得る存在ではある。一方で阪神には井上広大、小野寺暖、野口恭佑など1軍で中長期的に抜擢してみたい若手打者も少なくない。そうした台所事情を考えた上で、待望される助っ人補強がどう進むかは興味深いところだと言えよう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]