インフル一気に警報級 年末年始で拡大懸念 感染予防策徹底を 気温低下や乾燥要因 福島県内
三春町の石川医院でも毎日、感染者が確認されている。石川和広院長は「感染力が強いので、家族で症状がある人は部屋を別にするなどして対策してほしい」と話している。 年末年始は人の往来が盛んになる。会津若松市のパート職員金坂美恵さん(65)は神奈川県に住む息子家族の帰省を待つ。幼い孫2人に会うのを楽しみにしているが、感染させてはならないと神経をとがらせる。外出時や睡眠時はマスクを着用し、室内でも加湿器をたくなど、できる限りの対策に努める。「家族みんなで元気に明るく新年を過ごしたい」と語った。 年明けには受験が本格化する。中学3年の息子がいる伊達市の自営業大内悠(はるか)さん(41)は、栄養価の高い食事作りなどで万全を期す。「言い過ぎて子どもが不安にならないよう、接し方にも注意している」と苦労を明かした。福島市内の高校に通う渡辺万結(まゆ)さん(18)=伊達市=は来年2月に入試を控える。「学校でインフルエンザがはやっている。予防接種を済ませたが換気やマスクの着用を続けて勉強に支障が出ないようにしたい」と話した。