野球U15W杯、日本代表が優勝
愛知豊橋ボーイズ中等部の福井選手が二刀流の活躍
「第6回WBSCU15ワールドカップ」の決勝が25日(日本時間26日)、コロンビアで行われ、日本はプエルトリコを7対6で下し、大会初優勝を飾った。愛知豊橋ボーイズ中等部(豊橋スカイラークス)の福井那留選手(豊橋市立北部中3年)は「二刀流」で活躍し、本塁打王に輝いた。 日本はオープニングラウンドを5戦全勝で通過し、4勝1敗でスーパーラウンドを突破。決勝では、1点を追う三回に4番の適時三塁打で同点とすると、四回に5番の2点適時三塁打で突き放した。 福井選手は、投手ではスーパーラウンド第2戦のメキシコ戦で140㌔台の直球とスライダーを武器に、1失点完投勝利。打撃では主に6番で先発出場し、オープニンググラウンド第4戦のグアム戦でランニング満塁本塁打を放った。 富田謙二コーチは「入部当初は打撃が苦手だった。練習日以外にLINEでフォームの動画が私に送られてきて、助言することがあった。地道な努力が大舞台で実ってうれしい」と話した。 先発で好投したコロンビア戦後、富田コーチがLINEで「いいじゃん」と送ると、「1四球出したので駄目。70点です」と返ってきたという。「その後のメキシコ戦では無四球で抑えて、本当にすごい」と語る。 中野哲伸監督は「期待以上の活躍だった。肌で感じたことをチームに伝えて」と期待した。 【北川壱暉】
東愛知新聞社