勤務先の介護施設の76歳と81歳の男女に睡眠作用のある薬物を摂取させ、意識障害を負わせる 傷害容疑で35歳の元看護師の男を再逮捕
5月下旬、北海道登別市の介護施設で、80代の男性利用者に睡眠作用のある薬物を摂取させ、意識障害を負わせたとして、この施設に勤務していた35歳の元看護師の男が逮捕された事件で、男は別の利用者2人にも、同じ手口で意識障害を負わせたとして1日、再逮捕されました。 傷害の疑いで再逮捕されたのは、登別市美園町5丁目の元看護師で現在は無職の渡辺裕一容疑者35歳です。 渡辺容疑者は5月29日午後、当時働いていた登別市内の介護施設で、76歳の男性と81歳の女性に、睡眠作用のある薬物を摂取させ、意識障害を負わせた疑いが持たれています。 2人は、病院で手当てを受け、2日~3日程度で症状は回復しました。 警察によりますと、渡辺容疑者が摂取させた薬物は、渡辺容疑者が施設の外から持ち込んだものだということです。 取り調べに対し、渡辺容疑者は「薬を飲ませました」と話し、容疑を認めているということです。 渡辺容疑者はこの翌日の5月30日に、80代の男性利用者に同じ薬物を摂取させ、意識傷害を負わせた疑いで、6月に逮捕されていました。 この介護施設では、半年間で同様の搬送が他にもあったことから、警察は渡辺容疑者の犯行とみて裏付け捜査を進めるとともに、犯行動機について詳しく調べています。
北海道放送(株)
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