【Q3】薄毛の治療薬の副作用でEDになるってホント?
オヤジの皆さま、最近、髪のボリュームが気になっていませんか? 忍び寄る薄毛の影に、日々不安を抱えている方も多いかと。そこで、薄毛にまつわる疑問を掲げ、「Dクリニック東京」を訪問。小山院長に答えていただきました。
A.EDの可能性は1%。薬の服用をやめれば治るので、結局は本人の優先順位です
なんだか髪型が決まらない。そういえばおでこが広くなってきた……? 鏡に映る自分の姿を見るたびに、ついモヤモヤしてしまう読者諸兄も多いかと。最近、気になり始めた生え際の後退や髪のボリュームの減少を、見て見ぬふりで放置するなんて、デキるオヤジとは言えません。 まずは、薄毛にまつわる疑問を解消して、自分なりの対処法を見出したいところ。そこで、薄毛治療の総合クリニック「Dクリニック東京」の小山太郎院長に教えていただきました。
Q.薄毛の治療薬の副作用でEDになるってホント?
── クリニックで治療を受けたほうがいい薄毛の基準はありますか? 先生 まずは家族など身近な人に、「俺の髪って薄くなった?」と率直に聞いてみては? 客観的に見て「全然気にならない」という答えなら、本人の気にしすぎかもしれないし、周囲も同意するようであれば、程度はさておき薄毛の可能性があります。 AGAは病気ではないので、無理にクリニックに行く必要はありませんが、一度発症するとホームケアだけで進行を止めることは基本的にはできません。今の状態を改善したいなら、医療機関を受診して早めに治療を始めるのがオススメです。 髪の毛は1日に平均して100本ほど抜けています。一番多く抜けるのはシャンプーをしている時ですが、通勤時や仕事中、家でくつろいでいる時にも自然と抜けています。だから、お風呂場の排水口に100本以上も抜け毛が溜まっていたら、おかしいですよね。
1日、2日なら問題ないかもしれませんが、そのレベルの抜け毛が1週間続くようなら、医療機関に相談してみてはどうでしょう。明確な基準や正解はないので、「抜け毛が多いな。気になるな」と感じたら、受診していいと思います。 ── 頭頂部が薄くなるO型と生え際が後退するM型で、治療法は変わりますか? 先生 進行パターンによる治療の違いはありません。インターネットなどで「O型は治るけれど、M型は治りにくい」という噂が流布されていますが、これも間違い。治りにくさにも差はありません。 AGAの標準的な治療はフィナステリド(またはデュタステリド)内服薬とミノキシジル外用薬の併用になりますが、Dクリニックでは、これらの治療薬以外にも患者さんそれぞれの診察結果やご希望に合わせ、最適な治療を提供しています。 ── 治療の効果はどれくらいで実感できますか? 先生 Dクリニックのホームページで、患者さんの症例を見てもらうとわかりやすいのですが、個人差はあるものの、投薬を始めておよそ6カ月でほとんどの患者さんに発毛効果を実感していただけています。早い人では3カ月くらいで実感していただけることもあります。