「T.T」が東京・草月会館で「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」展を開催
「タイガ・タカハシ(TAIGA TAKAHASHI)」を前身とする「T.T」は12月29日までの期間、展示「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」を東京の草月会館で開催する。 【画像】「T.T」が東京・草月会館で「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」展を開催
「T.T I-A」第2弾
いけばな草月流コラボの茶室も
本展は、京都・祇園に続く「T.T I-A」第2弾。「T.T」創設者の故髙橋大雅が影響を受けた芸術家、イサム・ノグチが手掛けた石庭「天国」を主な展示空間とし、髙橋が蒐集した過去の遺物や約300点に及ぶビンテージの服飾資料、さらにそこから同氏が制作した衣服や彫刻作品を展示する。
また京都・祇園の総合芸術空間「T.T」内の茶室“然美”を、いけばなの草月流とコラボし、“竹窓の然美”として、東京初の期間限定出店する。草月流三代目家元、勅使河原宏の竹による回廊式の空間に着想を得たしつらえに、茶道においてテーブルとイスを用いた、立礼式で4品のペアリングコースを体験できる。
「T.T」は、デザイナーの髙橋大雅が2017年に「タイガ・タカハシ」としてアメリカ・ニューヨークで開始。「過去の遺物を甦らせることで、未来の考古物を発掘する」とし、“応用考古学”の理念を掲げる。髙橋は、海外のアンティークディーラーや古美術商を通じ、70~100年以上前の衣服を蒐集、過去の衣服や文化を研究し、現代や未来に存在し得る服の創造を目指した。2022年4月に髙橋は死去、23年にブランド名を「T.T」とした。
■T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭 日程:12月22日~12月29日 時間:11:00~19:00(23、24日は16:00まで、29日は15:00まで) 場所:草月会館 住所:東京都港区赤坂7-2-21 入場料:無料 ※“竹窓の然美”は、完全予約制。営業時間が異なるため、 公式サイトを要確認。