大型バイクでヒマラヤツーリングの合間になぜか標高4500mで登山!?【39歳女芸人・橋爪ヨウコの爆夢旅】
どうも。私の名は橋爪ヨウコ39歳。身体は熟れてきているが、女としても芸人としてもなかなか売れずにいるお笑い芸人だ。 【写真5枚】広すぎて、小さく見えていた山までの距離が全く縮まらない。富士山より1000mほど高い標高4700mでの場所の登山の様子を写真で見る 大型バイクに乗り始めて数年。ふと「でけぇ山を走りたい!」と思い立ち、様々なトラブルに見舞われながらもインドにあるヒマラヤ山脈を走った記録を綴ったこの〝爆夢旅“もゴールに近づいてきている…はずなのだが、まだまだ驚きの展開が終わることはない。
あれ、なんで登山してるんだっけ?
何度も高山病になりながらも走り続けたこの10日間。「標高5600m越えの車やバイクで走れる世界で一番標高の高い峠越え」を達成したり…「道なのか池なのか川なのか」道の概念を忘れさせるほどに大きな水たまりや底の見えない川を走行したり…。 「テレビもねぇ!風呂もねぇ!工事現場はツルハシだ!」という場所で、3日間風呂無しの状態で過ごしたり…道中トイレが無さすぎて嫁入り前に〝野ション″を決意したり…と、私の走馬灯は『このヒマラヤツーリング!』と言い切っていいほど色々な経験してきた。 そして今。 私は、標高4500mで登山をしている。 「え?バイクでヒマラヤ山脈を攻めに行ったはずじゃ…」と思ったそこの貴方! 私もそのつもりだったが、数日前に「湖まで15分。一緒に歩こう!」と誘ってきたドクターが「あそこに見える小さい山のてっぺんまで歩いて行こう!」と誘ってきたのである。 その日も朝から11時間バイクで走行。連日の走行の疲れもあり〝あしたのジョー“並みに灰になっていたが、ヒマラヤで色んな経験をしたい!とテンション爆上げ中の私は、二つの意味でハイになっていたので「OK!」と返事をした。 ただここで問題が一つ。前回「湖まで15分!」と言われていたが、結局片道2時間半もかかり…仕舞いには迷子になって現地民に助けていただいた過去がある。 果たして、私はこのドクターを信じていいのだろうか。 「今回は大丈夫?」 『Don’t worry(心配いらないよ)』 「本当に?」 『Trust me(私を信じて)』 近年稀に見るドヤ顔のドクター。心配しかなかった。ただ、幼少期から母親に「ケセラセラ。なるようになるさ」と言われて育った私。ヒマラヤハイになっている事もあり「なるようになるか」とドクターに付いて行くことにした。