【ハイライト動画あり】福岡大附属大濠に敗戦も、ナイジェリアの怪物として高校バスケットボール界に強烈なインパクトをもたらした日本航空ジェラマイア | 高校バスケ ウインターカップ2024
日本航空が昨年のインターハイを制した際、オルワペルミ・ジェラマイアは準決勝の開志国際戦で21点、29点、12アシストのトリブルダブルを記録。並外れた身体能力を武器に、30点、20リバウンド以上でのダブルダブルを量産するビッグマンとして、対戦相手にとって脅威でしかなかった。 【ハイライト】日本航空高等学校 vs. 福岡大学附属大濠高等学校|高校バスケ ウインターカップ2024 男子2回戦 Bコート(12月25日)
仙台大明成戦で28点、15リバウンドで勝利の原動力となった後に迎えた2回戦は、福岡大附属大濠のビッグマン、渡邉伶音とマッチアップすることになったジェラマイア。206cmの高さに加えて得点パターンが豊富になった渡邉は、試合開始早々にドライブで抜き去ってレイアップを決めた。40分間の試合における1プレーかもしれないが、ジェラマイアにリズムを掴ませないという点で、大きな意味があった。
1Q5分58秒にドライブでファウルをもらって2本のフリースローを決めたが、その後のディフェンスで長い腕を生かして渡邉からスティールしたと思われたプレーに対し、レフェリーはファウルをコール。2分31秒には渡邉とのリバウンド争いで手を使ったという理由で、2つ目のファウルを吹かれてしまう。
試合後に「それがバスケットボールさ」と語ったジェラマイアだったが、ドライブで仕掛けてもショットが決まらなかったり、トラベリングをコールされるなど、時間の経過とともにフラストレーションが溜まっていく。日本航空は1Qを16対20で終えたが、2Qに福岡大附属大濠に19-3のチャージで引き離されてしまう。6分27秒には湧川裕斗のドライブに対してブロックショットを試みたジェラマイアだったが、3つ目のファウルを吹かれてベンチに下がらなく得なくなった。
前半は2点しか奪えなかったが、高橋のスティールをきっかけにした速攻でダンクを叩き込むと、徐々にジェラマイアらしいプレーが見られるようになる。ドライブでファウルをもらってのフリースロー、オフェンシブ・リバウンドからのフィニッシュなど、3Qで11点を奪ったことで最終的に18点を記録。「彼らはどのポジションでも僕たちよりもサイズがあるし、いいチームだ」とジェラマイアが語った福岡大大濠の厳しいディフェンスに苦しめられた日本航空は、64対88のスコアで敗れた。
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