「どうして祖母は怒っていた?」朝ドラ『虎に翼』を観て思うこと【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
『虎に翼』を観てわかったこと
鼻の穴 膨らむほどに 呼吸した 明治の祖母の 悲しさ強さ 作者/ゆうさん(50代) 解説: 朝ドラ「寅に翼」を見ていると明治生まれの祖母を思い出します。 90年以上生きた祖母は頑なに強く、よく鼻の穴を膨らませて怒っていました。 寅ちゃんの歩みに、祖母も悲しい思いや理不尽な出来事を抱えていたことに思い当たりました。祖母なりに強く生きていたんだと今は思います。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、切ない気持ち……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。
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