【せいろ2段で作る献立】お祝いの食卓にも!うなぎの蒸し寿司&大きな茶碗蒸し
さいきん気になる「せいろ」。料理家の神田えり子さんに教えてもらう、おいしいのに簡単、ヘルシーなせいろ料理の第2弾。 【写真15枚】“せいろごはん”「うなぎの蒸し寿司&大きな茶碗蒸し」の作り方を写真で見る。お祝いにもぴったりな2品が同時調理で完成! 今回は「うなぎの蒸し寿司」と取り分けて食べる「大きな茶碗蒸し」です。関西ではポピュラーな蒸し寿司。ふっくらと蒸されたやさしい酸味のちらし寿司をぜひ味わってみてください!
お祝いにも!ちょっと豪華なせいろごはん
こんにちは。料理家/フードエッセイストとして活動している神田えり子です。 春はお祝いごとの多い季節。そんな食卓を華やかにしたいときに、せいろを使っていつもと違ったメニューを楽しんでみませんか? 今回は、お祝い料理の定番ちらし寿司をせいろで蒸した「蒸し寿司」にうなぎをのせたレシピと、大きな器でたっぷり作る「茶碗蒸し」の同時調理をご提案します。 ※ここでは、21cmサイズのせいろを使用し、2人分を目安に作っています。
1段目(上段):うなぎの蒸し寿司
寿司飯に甘辛く煮た具を混ぜ込み、錦糸卵とうなぎの蒲焼をのせて蒸し寿司にします。混ぜる具材は、いりごまやしょうがの甘酢漬けなど、手軽なものでも大丈夫。上にのせるものはうなぎの代わりに穴子やえびなど、お好みで楽しんでください。 ♦️「蒸し寿司」って? 蒸し寿司は関西から西の地方では、馴染みのある料理。名前の通り、寿司を蒸したもので、京都や大阪が発祥と言われています。 関西では、温かいという意味の「温い(ぬくい)」から「ぬく寿司」とも呼ばれます。甘辛く煮た干ししいたけやにんじんなどを混ぜ込んだ寿司飯に、錦糸卵、穴子やえびなどをのせた、いわゆるちらし寿司を蒸し、具材は温めてもいいものを使います。 蒸し寿司は関西から西の地方では、馴染みのある料理。名前の通り、寿司を蒸したもので、京都や大阪が発祥と言われています。 関西では、温かいという意味の「温い(ぬくい)」から「ぬく寿司」とも呼ばれます。甘辛く煮た干ししいたけやにんじんなどを混ぜ込んだ寿司飯に、錦糸卵、穴子やえびなどをのせた、いわゆるちらし寿司を蒸し、具材は温めてもいいものを使います。 酸味が和らぎ、寿司飯もふっくらと仕上がるのが特徴で、普通のちらし寿司とは少し違ったおいしさです。今回は、うなぎをのせたちょっと豪華な蒸し寿司のレシピをご紹介します。 【材料】(直径21cmのせいろ1台分) ・米 1合 ・干ししいたけ 2枚 ・れんこん 30g ・にんじん 30g ・うなぎの蒲焼 1尾 ・さやえんどう 4枚 ・卵 1個 ・塩 適量 ・サラダ油 大さじ1/2 <調味料A> ・しいたけの戻し汁 100ml ・みりん 大さじ1 ・酒 大さじ1 ・しょうゆ 小さじ2 ・砂糖 小さじ1 <調味料B> ・酢 大さじ1と1/2 ・砂糖 小さじ2 ・塩 小さじ1/2 【作り方】 (1)米はといでたっぷりの水に30分ほど浸けてざるに上げ、水気を切る。炊飯器に米を入れ、水を2合の目盛りより少し下まで入れて、少しかために炊飯する。 (2)干ししいたけは200mlの水に30分以上浸けて戻し、軸を切って薄切りにする。戻し汁は100ml分を取っておく。 れんこんは皮をむいて薄いいちょう切りにする。にんじんは皮をむいて細切りにする。 (3)鍋に<調味料A>、(2)を入れて落としぶたをする。中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして煮汁が少し残るくらいまで10分ほど煮る。火を止め、粗熱が取れるまでおいておく。 (4)錦糸卵を作る。 ボウルに卵を割り入れ、塩少々を加えてよく混ぜる。中火に熱したフライパンにサラダ油をキッチンペーパーで塗り、卵液の半量を流し入れる。周りが固まってきたら裏返してさっと焼き、取り出す。同様に残りの卵液を焼き、細切りにする。 ※フライパンは直径20cmのものを使用しています。 (5)さやえんどうは塩少々を加えた熱湯でさっとゆで、斜め半分に切る。うなぎの蒲焼は2cm幅に切る。 (6)別のボウルに(1)のご飯を入れ、<調味料B>をよく混ぜ合わせて入れ、しゃもじで切り混ぜて寿司飯をつくる。(3)をざるに上げて汁気を切ってから加え、さらに切り混ぜる。 (7)濡らしたせいろにクッキングシートを敷き、(6)を入れ、上に(4)の錦糸卵を広げて(5)のうなぎをのせる。 ※蒸す作業は2段目と一緒に行います。さやえんどうは蒸し上がりにのせるので、ここでは入れません。