「お米の豆知識」精米機での精米の仕方で味や栄養価にも変化が…コメの劣化を防ぐためには”玄米”での保存がおすすめ
UHB 北海道文化放送
こちらのコメ専門店では、現在は精米されたものも販売していますが、普段は玄米の量り売りのみを行っています。 精米機を見てみると。 「1分、3分、5分と選べるようになっている。コメの表面の削り具合をこちらで設定する。白米だと10分づき、10枚全部削ります。逆に1分づきだと、周りの1枚だけ薄皮をむく形」
「いま新米が入ってきていますが何分がおすすめ?」 「白米を普段食べている方は、白米に近い9分づきをおすすめしている。9分づきになると薄い層が残っている。そこに甘みや栄養素が詰まっている」 「味も変わってくる?」 「変わってきます、新米は香りも違う」 比較するため3分づきと、おすすめの9分づきで精米してもらいました。 ちなみに店頭で買った玄米なら、どの数字を選んでも無料で精米してくれます。 「色が全く違う。9分づきはやっぱり白い。ほぼ白米と変わらない。3分づきは逆に玄米に近く茶色い。味もかわってくる?」
「かなり変わります。3分づきだと玄米に近いので、食感などは白米とは変わってくるし、栄養価も高くなってくる」 「何分づきから玄米の個性みたいなものが出てくる?」 「大体7分づきから玄米特有のにおいが出てくる」 さらに、精米する時知っておきたいポイントが。 「白米にしてしまうと、コメは生鮮食品なので劣化が始まり味がおちてしまう。なので、2週間から2か月で食べきるコメを精米することをおすすめしている」 「買いだめしていて、半年たったらコメの味は変わる?」 「変わります。保管方法によってはカビが生えるとか、においがついてしまう」 「玄米で買っておけば、白米よりは長く保管できる。ちなみに、玄米の保存期間は?」 「半年ぐらい」 「半年はもつってことですね。買って家で玄米を保存して、持ち込んだ場合の料金は?」
「無料です」 「うれしいですね」
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