難を転ずる縁起物「ナンテン」が高値 千両市
正月飾りの縁起物に欠かせないセンリョウやナンテンが競りにかけられる、年に一度の「千両市」が10日の朝、金沢で開かれました。 【写真を見る】難を転ずる縁起物「ナンテン」が高値 千両市 金沢市公設花き地方卸売市場で午前7時から始まった千両市には、北陸3県の仲買人や小売店主およそ40人が集まりました。 茨城県産のセンリョウをはじめ、津幡町のナンテン、金や銀の色がつけられた宝達志水町のヤナギなど約7万本が次々と競り落とされました。 ■今年のセンリョウとナンテンは「裏年」 今年はセンリョウとナンテンの裏年にあたり、出荷量は前年より2万2000本少なく価格は高めとなっていますが、実のつき具合は良いということです。 金沢総合花き・道法和豊社長 「(ナンテンは)難を転じる」という言葉が昔から伝えられている通り、今年一年を振り返って、悪いことを振り払って新年を迎えてほしい。」 競りにかけられたセンリョウやナンテンなどは、正月に向けて12月20日ごろから商品として店頭に並ぶということです。
北陸放送