大阪桐蔭・前田悠伍主将が優勝旗返還「また取り返す」 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。天候不良のため1時間半遅れで始まった開会式では、前回優勝の大阪桐蔭が最初に入場行進し、主将でエースの前田悠伍投手(3年)が優勝旗を返還した。前田投手は開会式後に取材に応じ、「誰も前がおらず、自分たちが一番見られる中で、堂々と行進して優勝旗をしっかり返せた。また取り返す思いでやっていきたい」と意気込んだ。 【4年ぶりに選手全員が行進…開会式を写真で】 最速148キロを誇り、世代最強と評される注目の左腕。前日のリハーサルだけでなく、下級生の時にも甲子園の土を踏みしめてきた。ただ、「何度か甲子園に出場してきたが、行進するのは初めて。人も入ってすごく良い緊張感。最高の舞台だなと思いながら歩いた」と振り返った。 初戦は大会第3日の20日、敦賀気比(福井)とぶつかる。「より引き締まったというか、『やってやるぞ』という思いになった」と気持ちを高ぶらせた。【長宗拓弥】