第106回全国高校野球選手権大会第8日は14日、甲子園球場で行われ、第2試合の2回戦で石川代表の小松大谷は大阪桐蔭を3―0で下し、3回戦進出を決めた。1回戦に続いて先発したエース西川大智（だいち）（3年）が強豪打線を被安打5に抑え、92球で完封した。 【写真】大阪桐蔭に勝利し喜ぶ小松大谷ナイン 　大阪桐蔭は2度の春夏連覇を含む甲子園9度優勝の強豪校。大阪桐蔭が甲子園で完封負けを喫したのは1991年春の松商学園（長野）戦、2015年春の敦賀気比（福井）戦以来3度目で、夏は初となった。 　試合は両校無得点で迎えた七回、小松大谷は相手の悪送球で1点を先制し、3番田西（たさい）称（とな）（2年）の適時打でさらに1点を加えた。八回表には8番西川が自らのバットで貴重な3点目を挙げた。小松大谷に三者凡退のイニングはなかった。 　夏の甲子園で石川県勢の3回戦進出は2019年に星稜が準優勝して以来で、金沢より南にある高校では初めてとなった。小松大谷は17日の第11日第1試合（午前8時開始予定）で16年春の選抜大会優勝校の智弁学園（奈良）と対戦する。