『THE FINALS』開発元の新作PvPvEシューター『ARC Raiders』クリエイターインタビュー!レトロながらも近未来的な世界、ロボットから生き残るカギは「音」【G-STAR 2024】
――本作は「耳を済まして、音をよく聞いてプレイするゲーム」と伺っています。音にこだわった背景や、具体的に音が重要となるゲームの場面を教えてください。
ダニ: 本作は「周囲の環境に神経を研ぎ澄ませること」を重要視しながら設計していて、その中でも特に「音」がゲームを攻略する上でのヒントになってきます。私たちEmbark Studiosには幸いなことに世界でもトップクラスのオーディオエンジニアがいるので、彼らの才能によって素晴らしい音響を制作することができました。
スヴェン: またレトロ感がありながらも、惹き込まれるような魅力や恐怖心を煽るようなアークというロボットのイメージを形成する上で、音は大きな役割を果たしています。
――本作は「協力するか」「競争するか」をプレイヤーが選べると伺いましたが、このコンセプトはどのように立ち上がったのでしょうか。
スヴェン: 当初は「協力」のみを重視したゲームとして開発を進めていました。しかし、ゲームを面白くするために「PvP」の要素を加える必要があると考え、「協力と競争を両立する」というコンセプトに変更しました。
ただし、核となる要素に「戦闘」がある本作ですが、ゲームの究極の目的は「世界の謎を解き明かす」というクエスト攻略にあります。そのため、あえて戦闘をしないという選択をとることも重要となります。本作は複数人プレイにも対応しているので、議論を重ねて「どのように動くか」を考えることもゲーム体験を面白くする要素ではないかと考えています。
――エクストラクションシューターということで、脱出ポイントの付近で集めた戦利品を奪いにくるプレイヤーが現れると思うのですが、その点についてどのように想定していますか。
ダニ: もちろんリスクを背負って真正面から戦闘することも可能ですが、それ以外の道を選択できるようにたくさんのオプションを用意してます。例えば、戦わずに切り抜けられるようなアイテムやガジェットを用意しています。他にはアークに助けてもらう形で局面を切り抜けるというゲームプレイも可能となっています。
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