アフタヌーンティー&プリフィックスで楽しめるイタリアン!水天宮前「casa del Sorriso」
すっかり秋めいてきた今日この頃。おいしい店を探して街歩きするのにぴったりの新店が、東京・水天宮前にオープンしたイタリアンレストラン「casa del Sorriso(カーサ デル ソリッソ)」だ。 【写真】「手長海老のパスタ」「イタリアンパワーサラダ」などが選べるプリフィックスコース 東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅2番出口から徒歩約5分。オーナーシェフの大戸孝紘さんは、都内のイタリア料理店数店舗で約16年間腕を振るい、その後は本場イタリアでナポリを中心に1年間の修行経験を持つ。帰国後も名店の店長や料理長を歴任し、満を持して自身の店をオープンした。店名は “笑顔の家” という意味で、修行時代に招かれたイタリアの家庭のあたたかい雰囲気と、初めて働いたイタリアンレストランの店名を重ねている。
同店ではイタリアの郷土料理やスイーツなどをワンプレートに盛り合わせたイタリアンアフタヌーンティーと、自分の好きなメニューを自由に選べるプリフィックスコースを提供。プリフィックスコースは前菜、温菜、パスタ、メインがそれぞれ6種類ほど用意され、1種類ずつではなく、好きなメニューを好きな組み合わせで注文できる。例えばパスタやメイン、前菜のみを3種類といった楽しみ方も可能。店内には調理の様子が見えるライブ感のあるカウンターと、ゆったりしたテーブル席を設えた。 この日はプリフィックスコースのメニューの一部を試食。前菜は生ハム、フルーツ、野菜のマリネ、自家製の豆乳リコッタチーズ、ナッツが入った「イタリアンパワーサラダ」。りんごと大根を使った自家製の酵素ドレッシングと共に提供され、ボリュームたっぷりながらも爽やかな風味が心地よい。「マグロ、イクラ、ズワイガニ、アボカドのタルタル」は、その名の通り新鮮な海の幸に4種類のペッパーを使った少しスパイシーな味わい。フランボワーズのソースと豆腐と米粉のパンケーキを添えてアクセントに。
パスタは「手長海老とフレッシュトマトのブランデークリームソースパスタ」。ゆっくり炒めた手長海老をブランデーでフランベし、最後にフレッシュトマトと生クリームを加えて仕上げ、手打ちの自家製タリオリーニに和えたもの。手長海老の風味を移した濃厚でコクのあるブランデークリームに、さっぱりしたフレッシュトマトの組み合わせが絶妙。実際のメニューでは乾麺、グルテンフリーパスタ、生パスタから選べるようになっている。 メインの「鹿児島県産 黒牛イチボのロースト」は、A4等級の肉質がやわらかくあっさりした脂の黒牛のイチボを丁寧に火入れし、塩昆布と玉ねぎを使ったソースを合わせた。付け合わせのカポナータにも食感のよい筍を入れるなど、和風のアレンジが光っている。最後のデザート「ピスタチオのクレームブリュレ」はシェフが20代の頃から何度もレシピを改良し、黒蜜ときな粉で和テイストに仕上げたスペシャリテ。通常は5~6種類のデザートから好きなものを選べる。
オープン時には、これまでに培った経験から思い入れのあるメニューをラインアップし、今後はオリジナルメニューを増やしていく予定。大戸さんは「自分の店を持つことは小学校の頃からの夢で、食が好きで作ることも大好き。将来的には子どもたちやお父さん、お母さんが同じ思いを体験できる料理教室を開催したい」などと語った。水天宮前「casa del Sorriso」の「スタンダードプリフィックスコース」は1人6500円(税込、全5皿)、「スタンダードイタリアンアフタヌーンプラン」は1人3500円(税込、2時間飲み放題付き)。